感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(11月19日〜11月25日)
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数は、3週連続で多い状態です。地域別では小林、日南、中央保健所管内からの報告が多く、年齢別では1〜4歳の子どもが全体の約5割を占めています。この感染症は、冬に流行期を迎えるため今後も予防に努めましょう。
冬の感染性胃腸炎の主な原因はノロウイルスで、感染すると1〜2日の潜伏期間を経て、下痢、嘔吐、腹痛等の症状が出ます。このウイルスは感染力が強く、手やタオルなどを介して周りの人に感染します。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者などは重症化することもあるので注意が必要です。
予防には手洗いが効果的です。特にトイレの後やおむつの処理後、調理や食事の前は必ず石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。手洗い後はペーパータオルなどを利用し、タオルの共用は避けましょう。また、ノロウイルスに汚染された床やレバー、ドアノブなどは、薄めた塩素系の家庭用漂白剤で拭き取りましょう。