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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第51週

百日咳の報告が増加しています。(12月17日〜12月23日)

高鍋・都城保健所管内からの百日咳の報告が増加しており、15歳未満が全体の約9割を占めています。

百日咳は、患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、菌の付着した手で鼻や口に触れることで感染します。感染するとかぜのような症状から始まり、次第に咳の回数が増え激しくなります。短い咳が連続して起こり、息を吸う時に笛の音のようなヒューという音が出ます。3か月未満の乳児では重症化しやすく注意が必要です。

大人は百日咳に感染しても症状が軽いことが多く、ワクチン未接種の乳幼児へうつしてしまうことがあります。通常、菌の排出は咳の開始から3週間持続します。咳が2週間以上続くときは、マスクを着用して、早めに医療機関を受診しましょう。

感染を防ぐには予防接種(四種混合ワクチン)が効果的です。定期接種は生後3か月から可能ですので、乳幼児でワクチンを接種していない場合は早めに接種しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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