手足口病とヘルパンギーナの報告数が増加しています。(3月25日〜3月31日)
手足口病の報告数が前週の約4.2倍、ヘルパンギーナの報告数が7.3倍に増加しています。特に都城保健所管内から多く報告されており、3才未満の患者が中心です。例年と比較しても報告数が多く、これらの感染症は夏に流行のピークを迎えるため、これからの季節は注意が必要です。
どちらの感染症も、咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込んだり、おむつの処理などで手やタオルに付着したウイルスが体の中に入ることで感染します。唾液や便中にウイルスが含まれていることを意識することが大切です。トイレやおむつの処理の後は必ず手を洗い、タオルなどは共用しないようにしましょう。また、手を洗うときは石けんをよく泡立て、手のひらのしわや爪の付け根まで丁寧に洗ってください。
口の中にできた発疹で食事や水分が十分とれなくなることもあります。脱水症に注意し、水分をこまめにとらせたり、食事はのどごしの良いものを与えるなどの工夫をしてみましょう。