A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に注意しましょう。(4月1日〜7日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が前週の1.4倍と増加しており、例年と比べても多い状況が続いています。地域別では宮崎市保健所、高鍋保健所、延岡保健所管内からの報告が多く、年齢別では4歳から6歳の子どもからの報告が全体の約4割を占めています。
感染すると発熱、喉の痛み、体や手足の小さな発疹、舌の赤いぶつぶつ(苺舌)といった症状がみられます。治療については抗生物質による治療を行います。1〜2日で熱が下がり、喉の痛みも和らいできますが、途中で薬をやめると再発することもありますので、医師に指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。腎炎などの合併症を防ぐためにも大切です。
また、患者と一緒に過ごす兄弟や大人も感染しないよう注意が必要です。予防として、症状のある人との接触を避けたり、手洗いの徹底、タオルの共用を控えるといったことを心がけましょう。喉の痛みがあらわれた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。