手足口病が継続して流行しています。(5月13日〜5月19日)
手足口病の報告が前週の約2.4倍に増加しており、例年同時期の約3.5倍となっています。特に延岡・日向・日南保健所管内からの報告が多く、年齢別では、1歳の報告が全体の約6割を占めています。
手足口病に感染すると、手や足、口の中などに小さな水ぶくれができます。熱は高くならないことが多いですが、まれに重篤な合併症を引き起こすことがありますので、頭痛、嘔吐、高熱などの症状には注意が必要です。口の中の水ぶくれは痛みがあり、食欲がなくなることもあります。熱いもの、味の濃いもの、かたいものはひかえ、のどごしのよく食べやすいものを与えましょう。
また、手足口病には有効なワクチンがなく、以前にかかったことがあっても再び感染する場合があります。予防の手洗いが重要ですので、石けんをしっかりと泡立て、爪の付け根や指の間、手のひらのしわまで時間をかけて洗いましょう。タオルを介しての感染を防ぐため、タオルの共用は避けましょう。