ヘルパンギーナに注意しましょう。(8月19日〜8月25日)
ヘルパンギーナの報告数は例年より少ない状況ですが、春から継続して報告されており注意が必要です。特に延岡・高鍋・日向保健所管内からの報告が多く、1〜2歳が全体の約8割を占めています。
この感染症は乳幼児を中心に夏に流行し、咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、便などに含まれるウイルスが手やタオルを介して口に入り感染します。発症すると突然の発熱、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどがみられます。水ぶくれは破れると痛みますので、刺激が少ないものを与え脱水症に気をつけましょう。また、まれに髄膜炎などの重い合併症を引き起こすことがあり、頭痛、嘔吐などの症状には十分注意が必要です。
症状が治まった後でも長期間便中にウイルスが排泄されます。おむつの処理やトイレの後は必ず手を洗いましょう。