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宮崎県感染症情報センター

宮崎県令和2年第11週号

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に引き続き気をつけましょう。(3月9日〜3月15日)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は前週と同程度ですが、引き続き例年と比べて多い状況です。特に、宮崎市、都城、日向保健所管内からの報告が多く、年齢別では3歳から5歳の報告が全体の約半数を占めています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に感染すると、発熱やのどの痛み、全身倦怠感などの症状があらわれます。また、特徴的な症状として、手足の小さな発疹、舌の赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。治療については抗生物質を10日間服用しますが、1〜2日で熱が下がり、喉の痛みも和らいできます。しかし、途中で薬をやめると再発することがあるので、主治医に指示された期間きちんと薬を飲むことが大切です。患者と一緒に過ごす家族は、手洗いの徹底を行い、タオルの共用を避け感染を防ぎましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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