腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(8月10日〜8月16日)
腸管出血性大腸菌感染症の報告が続いています。夏に増加する傾向があるので、この時期は特に注意が必要です。
この感染症は、加熱不十分な肉を食べたり、手やものを介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染するため、集団感染が起きやすく注意が必要です。
感染しても症状が出ない場合もありますが、激しい下痢や腹痛、発熱などの症状を引き起こし、溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症な合併症を発症する場合もあります。
感染を予防するには、「菌をつけない、増やさない、やっつける」ことが大切です。特に、気温が高いこの季節は、菌が増えやすい環境です。こまめな手洗いや、器具の消毒に加え、お肉などはすぐに冷蔵庫へ入れ、菌の増殖を予防し、調理の際は十分な加熱調理を心がけましょう。