日南保健所管内でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が引き続き増加しています。
(12月6日〜12月12日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が、先週と比べて約2.1倍と増加しています。特に日南保健所管内からの報告数が県全体の約8割を占めており、流行警報レベル開始基準値を大幅に超えているため注意してください。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を発症すると、突然の発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。治療には抗生物質を使いますが、合併症や再発を防ぐためにも医師に指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。
また、この感染症は、患者の咳やくしゃみなどに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して菌が体の中に入ることで感染します。患者と一緒に過ごす家族は、手洗いの徹底を行い、タオルの共用を避け二次感染の予防に努めましょう。