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宮崎県感染症情報センター

宮崎県令和4年第38週号

腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(9月19日〜9月25日)

腸管出血性大腸菌感染症は、感染しても症状が出ない場合もありますが、発症すると腹痛、激しい下痢や嘔吐、血便、発熱などの症状を引き起こします。乳幼児ではまれに、意識障害を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)という重症な合併症を発症する場合もあるため特に注意しましょう。

また、この感染症は、原因菌に汚染された食品を食べたり、手やものを介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染するため、集団感染が起きやすく注意が必要です。

原因菌は加熱や消毒薬に弱いため、調理や食事の前、おむつ交換やトイレの後には薬用石けんを用いて丁寧に手を洗い、生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理を心がけ予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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