腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(9月26日〜10月2日)
今年2例目となる腸管出血性大腸菌感染症の集団発生事例の報告がありました。
この感染症は、原因菌に汚染された食品を食べたり、手や物を介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染するため、集団感染が起きやすく注意が必要です。
調理や食事の前、おむつ交換やトイレの後には薬用石けんを用いて丁寧に手を洗い、生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理を心がけましょう。
また、感染すると、無症状の場合もありますが、腹痛、激しい下痢や嘔吐、血便、発熱などの症状がみられます。乳幼児では、まれに溶血性尿毒症症候群(HUS)という意識障害を伴う重い合併症を引き起こすことがあります。乳幼児がいる家庭では特に注意しましょう。