ヘルパンギーナが多い状態が続いています。(6月19日〜6月25日)
ヘルパンギーナの報告数が5週連続で流行警報レベル基準値を超えています。先週比は約0.8倍と減少していますが、例年の約15.4倍と多い状態が続いているので今後も注意が必要です。年齢群別では1歳から4歳が全体の約7割を占めています。
この感染症は、ウイルスを含んだ咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、便などに含まれるウイルスが手やタオルを介して体に入ることにより感染します。発症すると、突然の発熱、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどがみられます。水ぶくれは痛みを伴い、食事や水分をとることが困難になる場合があるので、脱水症にならないよう注意しましょう。まれに髄膜炎などを合併することがあるため、発熱、頭痛、嘔吐などの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。