県内のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行警報レベル開始基準値を超えました。(11月27日〜12月3日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が流行警報レベル開始基準値を超え、先週の約1.2倍、例年の約3.6倍と多くなっています。特に日南、宮崎市、都城保健所管内からの報告が多く、年齢別では4歳から7歳が全体の約半数を占めています。
この感染症は、患者の咳やくしゃみなどに含まれる菌を吸い込んだり、手指を介して菌が体の中に入り感染します。突然の発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などが現れ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。治療には抗生物質を使いますが、途中でやめると再発する可能性があります。症状が治まった後も、医師に指示された期間はきちんと薬を飲みましょう。
また、日頃からこまめに手を洗い、手洗い後はタオルの共用を避けるなど感染予防を行いましょう。