A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が引き続き増加しています。(5月20日〜5月26日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が例年の約5.3倍と引き続き多い状況です。特に、日南、延岡、宮崎市保健所管内は流行警報レベル開始基準値を超えており、年齢別では4歳から7歳が全体の約半数を占めています。
この感染症を発症すると、発熱やのどの痛み、体や手足の発疹などがあらわれ、舌にも赤いぶつぶつ(イチゴ舌)がみられます。家族にもうつる可能性があるので、患者と一緒に過ごす家族は、極力接触を避け、うがい、手洗いを行い家庭内の感染を防ぐことが大切です。手洗いは、薬用石けんやハンドソープを使って30秒以上しっかりもみ洗いし、タオルの共用を避けましょう。
また、兄弟や家族に患者と同様の症状がみられた際は、早めに医療機関を受診しましょう。