腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(7月22日〜7月28日)
腸管出血性大腸菌感染症は、感染しても症状が出ない場合もありますが、発症すると腹痛、激しい下痢や嘔吐、血便、発熱などの症状を引き起こします。特に、抵抗力の低い子どもや高齢者は、意識障害を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)という重症合併症を発症する場合もあるため注意しましょう。
また、この感染症は、原因菌に汚染された食品を食べたり、手やものを介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染し、集団感染が起きやすいため予防が重要です。
原因菌は加熱や消毒薬に弱いため、調理や食事の前、おむつ交換やトイレの後には薬用石けんを用いて丁寧に手を洗い、生肉を扱った後の器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理を心がけ予防に努めましょう。