県広報みやざき

知事就任のごあいさつ

「安心と希望あふれる宮崎へ」

第56代宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 第56代宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

4期目に向けた思い

このたび県民の皆さまの負託を賜り、4期目の県政を担うこととなりました。その重みを真摯に受け止め、これからも誠心誠意、知事としての職責を果たしてまいります。

年末年始には、私のコロナ感染に伴う一連の行動に関する判断及び対応の誤りにより、県民の皆様には大変なご迷惑、ご心配をおかけいたしました。

改めて心からお詫び申し上げますとともに、一日も早く県民の皆様に信頼いただけるよう、私自身姿勢を正し、責任ある県政運営にしっかりと取り組んでまいります。

さて、本県は、3年に及ぶコロナ禍や原油価格・物価高騰、さらには令和4年台風第14号災害により、百年に一度という難局に直面しています。

私は、何としても県民の暮らしと経済を守り抜く強い意志と覚悟のもと、次の4年間で、本県の歩みを再び元の成長軌道に戻し、「宮崎再生」を果たしてまいります。

「宮崎再生」に向けた私の政策

1 コロナ禍、原油価格・物価高騰、台風第14号災害からの回復

新型コロナ対策として、検査体制や外来医療体制などの一層の強化、ワクチン接種の加速化に取り組み、感染の再拡大や医療のひっ迫を防ぎます。

また、過去最大規模となる県独自の「宮崎再生基金(30億円)」を活用し、生活に困っておられる方々や子育て世帯の経済的負担の軽減のほか、飲食事業者、農林水産業、商工・観光・交通分野への支援など、幅広い経済対策を迅速かつ継続的に実施してまいります。

台風第14号災害は、国への要望を重ねた結果、「激甚災害」に指定されたところであり、引き続き、早期の復旧に向けて全力で取り組みます。

2 本県の飛躍に向けた基盤づくり

東九州道や中央道、都城志布志道路などの整備を促進し、将来にわたって持続可能な鉄道やバス路線の確保を図るとともに、「防災・減災、国土強靱化」や、駅や商店街を核とした「賑わいの拠点づくり」などに取り組みます。

さらに、5年後の国民スポーツ大会などに向けた施設や屋外型トレーニングセンターの整備により、国内外のスポーツ合宿や大会を誘致し、「国際水準のスポーツの聖地」として飛躍を図ります。

3 活力ある未来づくり

本県の人口が当面減少すると見込まれる中、有識者を交えた検証を踏まえ少子化対策を再構築し、子育て世代への切れ目ない支援の充実を図ります。

また、奨学金の充実や学生の企業理解を通じた県内就職の促進や、移住・UIJターン促進、ワーケーションの受入などを含めた交流人口・関係人口の拡大にも取り組みます。

さらに、食料・資源不足が世界的課題となる中、全国有数の食料・木材供給県としての強みを生かした一次産業の成長産業化を図るとともに、恵まれた自然・食・スポーツ環境などを生かし、地域経済を支える力強い産業の育成のほか、デジタル社会・脱炭素社会への対応、海外観光客を含む観光振興やグローバル戦略の展開を通じて、経済成長につなげてまいります。

私の政治姿勢

私は、政治姿勢として「現場主義」や「対話と協働」を掲げ、積極的に県内各地に足を運び、現場の実態やニーズを把握し、施策に反映させてまいりました。

今後ともこの姿勢を貫き、これまで築いてきた国との太いパイプや、市町村、関係団体などとの連携・協力体制を活用し、また、さまざまな立場の方々の声や思いをしっかり受けとめながら、誰もが未来に夢や希望を持って、心豊かに暮らすことができる宮崎県づくりに全力で取り組んでまいります。県民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

R4.12.27 河野知事初登庁時の様子

  • 宮崎県
  • 読者プレゼントはコチラから!
  • ベジ活コンクール野菜料理レシピ

ページトップ
へ戻る