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第56代宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)
この夏、6月定例県議会の直後から8月にかけて、台湾、フランス、アメリカ、韓国を訪問し、海外でトップセールスを行いました。
6月末に訪問した台湾では、航空会社に対し宮崎-台北線の維持・充実を要望するとともに、昨年、友好交流協定を結んだ台中市で県産品のプロモーションイベントを行いました。
台中市は、人口が280万人を超える台湾第二の都市。現地の高級日本食スーパーで開催した宮崎フェアでは、私も店頭に立ち、県産品の魅力を台湾の方々に直接アピールし、販路拡大に手応えを感じました。
また、7月は、九州の知事会と経済界で構成する九州地域戦略会議でフランスを訪れ、世界最高峰の自転車ロードレース大会「ツール・ド・フランス」の現地調査を行いました。100年以上の歴史を有し、世界三大スポーツイベントの一つとされるこの大会を参考にしつつ、九州各県と連携し、今年10月に本県で初めて開催する「ツール・ド・九州」の成功やサイクルツーリズムの振興を図ってまいります。さらに、陸上競技連盟や柔道連盟を訪ねて「スポーツランドみやざき」をアピールし、合宿誘致のトップセールスを行いました。
8月には、アメリカと韓国を訪問。アメリカのロサンゼルスでは、外務省の対外発信拠点であるジャパンハウスで、宮崎牛や焼酎など県産品のプロモーションイベントを実施しました。また、全米で日系スーパーを展開する企業と覚書を締結し県産品の販路拡大を図るとともに、在外公館や県人会などとの人的ネットワークの強化に取り組みました。
また、韓国では航空会社を訪問し、昨年に引き続き冬ダイヤの増便が実現するよう要望を行ったほか、本県と韓国のさらなる交流促進に向け、韓日親善協会や旅行会社を訪れ意見を交わしました。
国際情勢が流動化し不透明感が高まる中、地方自治体による海外との友好親善交流は、まさに大地に根を張る〈草の根交流〉として大きな意義を有します。また、県産品の販路拡大やインバウンド観光誘客、人材確保などを通じて海外の活力を取り込むことは、本県のさらなる発展の基盤となるもの。
今後とも、私自ら積極的に海外に足を運び、本県の魅力を現地の方々やキーパーソンに直接アピールして信頼関係や人脈を構築することにより、本県にとって価値ある具体的な成果につなげてまいります。
台湾でのトップセールス
(宮崎フェア)の様子
フランスでのトップセールス
(陸上競技連盟)の様子