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所長紹介 -橘木 秀利 7代目所長-

プロフィール

橘木 秀利(たちばなき ひでとし)

木材利用技術センター7代目所長
センター7代目所長の写真 
       

木材利用技術センターへの想い

 平成13年に宮崎県木材利用技術センターが開所して以降の約10年は、増加する一方のスギ中目材をいかに有効活用していくかという課題がありました。また、官民協力して木材人工乾燥機の導入を一気に進めた時期とも重なったことから、乾燥技術の高度化や木材の抽出成分の活用をはじめ、県産スギ材の強度特性の解明や柔らかく曲げやすいという特性を生かした製品開発、設計から製作・施工、維持管理に至る木造建築システムの構築などの研究に取り組んでまいりました。
 また、その後の直近10年は、中目材時代が終わり大径材時代を迎えたことから、大径材の利用技術の開発はもとより、土木資材や家具等の開発、木質バイオマスの利活用促進、中高層建築物に使われるCLTやその接合部の開発、木構造相談室での木造・木質化支援など、多種多様な研究等を行い現在に至っております。
 こうした取組を踏まえ、これからの10年の研究のあり方を考えますと、住宅着工戸数は今後さらなる縮小が見込まれておりますので、非住宅分野への木材利用の加速化、海外輸出の促進、早生樹の活用など、しっかりと方向性を見定めて取り組む必要があると考えております。
 今後とも、当センターでは、スギをはじめとする本県の豊かな森林資源の有効活用や需要拡大、林業・木材産業の成長産業化に向け、時代のニーズに即した産学官連携による実用的な研究に取り組んでまいりますので、皆様方の御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。