トップ > くらし・健康・福祉 > 特定外来生物・野生鳥獣・動物愛護 > 動物愛護 > 人とペットの防災対策~もしもの時に大切な家族を守るために~
掲載開始日:2025年11月18日更新日:2025年11月18日
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宮崎県は、台風や地震のリスクがある地域です。いつ起こるかわからない災害から、大切な家族であるペットの命を守るには、飼い主の皆様の備えが不可欠です。宮崎県は、環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」等を踏まえ、皆様の備えを支援します。
このページで、ペットと共に災害を乗り越えるための具体的な準備を確認し、今すぐ行動を始めましょう。
ペットの命を守れるのは飼い主のあなただけです。「5つのポイント」について今から準備を始めましょう。
災害時にペットが迷子になっても再会できるよう、身元を確実に証明できるようにしましょう。
迷子札には、飼い主の氏名、携帯番号、ペットの名前を明記しておきましょう。
犬の飼い主については鑑札と注射済票の装着は狂犬病予防法で義務づけられていますので、必ず装着してください。
最も確実な身元確認手段です。装着後、環境省への登録も必須となっています。
マイクロチップの埋め込みは動物病院で行えますので、獣医師の先生に相談してください。
リンク先:犬と猫のマイクロチップ情報登録|環境省(別ウインドウが開きます)(外部サイトへリンク)
全身・特徴がわかる写真、飼い主と写った写真を準備(データ・プリント両方)してください。
最低5日分(できれば7日分以上)のペット用非常用持ち出し袋と備蓄品を用意しましょう。「ローリングストック法」で、常に新鮮な備蓄を保つことができます。
| フード・水 | 普段食べ慣れたものを準備しましょう。また、療法食が必要な場合は十分に準備しましょう。 |
|---|---|
| 常備薬 | 獣医師と相談し多めに備えておきましょう。 |
| リード・首輪・ハーネス | 予備も含めて準備しましょう。固定式のリードが推奨されています。 |
| ケージ・キャリーバッグ | 避難所での必須品です。普段から慣らしておきましょう。頑丈なものである必要があります。 |
| ペットシーツ・排泄物処理用品 | ペットシーツ、ビニール袋、消臭剤など。清潔保持は共同生活で重要です。 |
| ペットの情報 | ワクチン接種証明書、健康状態メモ、獣医師連絡先(水濡れ対策を考慮しましょう)。 |
| その他 | 食器、タオル、ブラシ、ウェットティッシュ、おもちゃ、毛布など。 |
避難所は他者との共同生活の場となります。日頃からのしつけと健康管理が、ペットと周囲のストレスを減らします。
| 基本的なしつけ | 「待て」「おすわり」など。特に「無駄吠えしない」「飛びつかない」は重要です。 |
|---|---|
| クレート・キャリーバッグへの馴化 | 安心できる場所として慣れさせておきましょう。 |
| 不妊・去勢手術 | 避難所での予期せぬ繁殖や、過剰なストレスによる興奮を防ぐため、推奨されています。 |
| 各種ワクチン接種・ノミ・ダニ対策 | 避難所での感染症予防のため、定期的な接種と寄生虫対策を徹底しましょう。 |
| 健康状態の把握 | 日頃からペットの健康状態を把握し、異変があればすぐに獣医師に相談しましょう。 |
家族みんなで避難場所と経路を確認しておきましょう。
| 指定避難所の確認 |
お住まいの市町村が指定する避難所のうち、ペットの「同行避難」が可能な場所を確認しましょう。
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|---|---|---|
| 複数の避難経路の確認 | 災害の種類や状況に応じて、複数の避難経路を家族で共有しておきましょう。 | |
| 避難訓練への参加 | 市町村主催の防災訓練や、ペット同行避難訓練があれば積極的に参加し、いざという時の動きを確認しましょう。 | |
| 近隣施設の情報収集 | かかりつけの動物病院やペットホテル、知人・友人の家など、緊急時にペットを預けられる場所を事前に検討しておきましょう。 |
地域社会との連携は、災害時にペットの命を守る上で不可欠です。
| ハザードマップの確認 | 宮崎県の防災情報や、お住まいの市町村のハザードマップで、自宅や避難所の危険度を確認しましょう。 |
|---|---|
| 地域の防災訓練への参加 | 自治会や自主防災組織が主催する訓練に参加し、地域の防災体制を把握しましょう。 |
| 近隣住民との連携 | 災害時にはお互いの助け合いが不可欠です。近隣のペット飼育者と情報を共有し、いざという時に協力できるよう日頃から関係を築きましょう。 |
災害が起きたら、まずは自身の安全確保と落ち着いた行動が重要です。冷静な行動がペットの命も守ります。
自身の安全確保後、ペットを安全な場所に誘導し、ケージなどに確保。
事前に確認した避難経路・避難場所へ落ち着いて向かう。
飼い主の責任で、必ずペットを連れて避難してください。ケージに入れるなどし、逃げ出さないよう管理をしましょう。
避難所は共同生活の場です。他の避難者への最大限の配慮を忘れないでください。
管理者の指示に従いましょう。
避難所での生活はペットにとっても大きなストレスです。体調の変化に気を配り、不調が見られたら獣医師に相談しましょう。
災害後の生活は心身ともに大きな負担がかかります。ペットのケアにも注意を払いましょう。
慣れない環境での避難生活は、ペットに大きなストレスを与えます。食欲不振、下痢、攻撃的になるなどのサインが見られたら、獣医師や動物行動の専門家に相談しましょう。
行政やNPOなどから発信される、迷子になったペットの情報や支援物資に関する情報に注意しましょう。もし、ペットが迷子になった場合は、速やかに市町村の担当部署、警察、保健所などに連絡し、保護された場合の連絡先を伝えてください。宮崎県では、保健所や動物愛護センターで保護した犬猫の情報をみやざきドッグ愛ランドに掲載しています。
リンク先:みやざきドッグ愛ランド-宮崎動物愛護情報ネットワーク(別ウインドウが開きます)(外部サイトへリンク)
飼い主自身も心身の健康を大切にしましょう。
宮崎県では、ペット動物の災害対策として別添のようなリーフレット(耐水性)を作成しています。各保健所(中央保健所を除く)及びみやざき動物愛護センターに配置しておりますので、ご希望の方は、各保健所(中央保健所を除く)及びみやざき動物愛護センターの動物担当までお問い合わせください。
また、ペット同行避難についての動画も公開しております。以下からご視聴ください(15分40秒)。
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福祉保健部衛生管理課乳肉衛生担当
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