令和5年度第2回宮崎県自殺対策推進協議会を開催しました
1開催概要
開催日時
令和5年11月9日(木曜日)午後3時から午後4時30分まで
開催場所
防災庁舎プレスルーム4階42号会議室
出席者
委員(26名中23名出席、うち6名代理出席)
事務局(福祉保健部長ほか5名)
議事
- 宮崎県自殺対策行動計画(第5期)の素案について
令和6年度から令和10年度を計画期間とする宮崎県自殺対策行動計画の素案や、「こころの健康に関する県民意識調査」の結果概要等について説明しました。
2議事概要
各委員からの主な意見は、以下のとおり。
- 支援する側と支援を受ける側のタテの関係ではなく、互いに助け合うヨコの関係の視点を盛り込むべき。
- 支援を受ける側に立つと「しんどい」という心理が働くので、何らかの役割を持って、社会参画するという意識が持てるとうまくいくことが多い。特に本県で自殺者数が多い高齢の男性ではその傾向がある。
- 素案の目標数値は、現計画(第4期計画)より高い自殺死亡率が設定されており、自殺対策をやっても意味がないと言っていることと同義ではないか。
- 一方で、目標数値は机上の空論になっても意味がなく、頑張れば手に届く現実味を持った数値を設定すべきである。
- 自殺の原因・動機は複雑かつ多岐にわたるが、アンケート調査だけではなく、医療機関の待合室で悩みを抱えた方に聞き取りを行うことでより明確になるのではないか。
- 高齢者は孤立を深めることで自殺リスクにつながりやすい。高齢者には「自殺」という切り口より、例えば防犯、見守りといった切り口だと話を聞いてもらいやすい。多方面との協力・連携が重要。
- 子ども、高齢者という直接の対象だけではく、学校の先生や高齢者にサービスを提供する専門職など、支援者に対する支援も重要だ。
- 完全失業率と自殺死亡率の動きについて、本県数値だけではなく、全国の数値も掲載してはどうか。
- 計画素案35ページ「地域の見守りや居場所づくり」中の「『子ども食堂』等、食を通じた地域のつながりの場の推進」は、子ども食堂など食に関連するものに限定せず、幅広に記載した方がよい。
参考リンク
宮崎県自殺対策行動計画について
令和5年12月8日金曜から令和6年1月12日日曜まで、宮崎県自殺対策行動計画(第5期)の素案に対するパブリックコメントを実施しています。
宮崎県自殺対策行動計画(第5期)パブリックコメントの実施
相談窓口情報サイト