掲載開始日:2021年5月24日更新日:2021年5月24日

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研究紹介

研究の様子

研究方針

  • 宮崎県で栽培可能な薬用作物等の選定と、収益性等産業として成り立つ栽培技術の開発に努めます。
  • 地域で昔から栽培されていた貴重な資源である在来作物の掘り起こしや、優良系統の選抜、栽培方法及び利用方法を検討し、情報を提供します。
  • ハーブやホップ等特産作物の産地化のため、生産性向上や、高付加価値化に取り組みます。

最近の試験研究成果

1.白ウコンの省力、低コスト調整技術の開発

従来、非常に手間がかかっていた収穫後の調整作業について、噴射式洗浄機による洗浄や、自然乾燥を実施することにより、大幅な省力化が可能となりました。

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生育の様子

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収穫部位(根茎)

2.佐土原ナスの優良系統選抜

江戸時代に佐土原藩で栽培されていた佐土原ナスは、果実形状の揃いが非常に悪く、県内統一ブランドが困難であったため、曲がりが少なく揃いの良い系統を選抜しました。

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生育の様子

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選抜系統

3.宮崎県でのビール醸造用ホップ栽培の実用化

ビール原料用ホップは、海外からの輸入が主で、国内では北海道や東北が栽培の中心でしたが、宮崎県の気象条件でも問題なく収穫できることを確認しました。

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生育の様子

な

毬花

今後の研究

1.薬用作物

白ウコン、キクイモ等の栽培技術向上に努めるとともに、製薬会社や関係機関と連携し、有望品目の探索及び試作を行います。

2.地域作物

今後とも地域作物の収集、保全及び栽培方法の検討に努める一方、カタログ化により地域作物を県内に広くアピールします。

3.特産作物

ホップやハーブ類の安定生産技術の確立に努める一方、宮崎県での新たな特産作物の可能性について検討します。

今までの研究成果

過去の研究については、ギャラリーにてパネルを掲載しております。

お問い合わせ

宮崎県総合農業試験場薬草・地域作物センター
〒886-0212宮崎県小林市野尻町東麓2581-88
電話:0984-21-6061
ファクス:0984-21-6063
メールアドレス:sogonoshi-yakusoh@pref.miyazaki.lg.jp