掲載開始日:2019年5月30日更新日:2019年5月30日

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通史編各巻の概要

原始・古代1

県内において、人類の歴史・文化に最も関係の深い風土と自然環境を述べ、県内に人類が暮らし始めた旧石器時代から、縄文時代、弥生時代、古墳時代に至るまでの県内の歴史を記述しています。併せて、本県の考古学上の課題と展望についても述べています。

内容については、本県に特異な花弁状間仕切り住居や地下式横穴墓などの紹介を始め、「県民の皆さまに親しまれる通史編」を念頭に置き、できる限り平易に、かつ写真・図・表を豊富に収録しました。また、細部については専門的な記述も残しました。

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古代2

古事記」、「日本書紀」に現れる日向国から説き起こし、おおよそ7世紀から12世紀、すなわち飛鳥時代から平安時代までの本県の歴史を述べています。文献史・資料をもとに実証的に分かりやすく記述した本格的な古代史通史編です。

三章と特論で構成しており、第一章は古代日向国の成立や隼人と日向国の関係及び神話・伝承、第二章は大宰府との関係に注目した律令制の日向国における形成と展開、第三章は律令制の変貌と荘園公領制の形成について述べています。

最後に、「特論古代日向国の諸問題」と題し、「日向国の官道」、「日向国出土の墨書土器」、「日向国関係遺跡」の三編を収録しました。

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中世

通史編古代2』の内容を受けて、島津荘の開創から説き起こし12世紀末の鎌倉幕府成立過程から、豊臣政権による九州平定(1587年)に至るまでを記述しています。本巻は、「第一章平安末期・鎌倉時代」、「第二章南北朝時代」、「第三章室町時代」、「第四章中世日向国の文化」、「第五章国時代」の全五章で構成されています。

現在の本県域と鹿児島県志布志・大崎町などを含めた中世の日向国域を対象とした歴史を叙述しています。既刊の中世史料編を中心に県内外の豊富な文献や史・資料を基に実証的に分かりやすく描き、新しい視点に立った社会史・中世全期を扱った文化史を含め、最新の考古学の成果も紹介した本格的な通史編です。

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近世上・下

『史料編近世』や、最近の研究成果を最大限に取り入れて、豊臣秀吉による九州平定(1587年)から廃藩置県(1871年)までの本県の歴史を叙述しています。

本巻の構成は、喜田貞吉『日向国史』下巻の配列を参考にして、第一章「近世社会への変動」に続いて延岡藩・高鍋藩・飫肥藩までを上巻に、佐土原藩に続いて鹿児島藩・椎葉山・米良山・幕府領・第十章「近代社会への胎動」までを下巻に収めています。県内外の豊富な文献や史・資料を始め、写真や図を豊富に用いて、日向国諸藩の特性と動向を、多様な側面から総合的に捉え明らかにするよう、工夫を凝らした本格的通史編です。

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近・現代1

明治初期の廃藩置県後、美々津・都城県に分かれ、最初の宮崎県が設立されるまでの時期、鹿児島県への併合と西南戦争を経て宮崎県が再置されるまでの時期、再置県後に県・町村の機構が整備され、明治30年(1897年)以降県政が安定してしていく時期、道路・鉄道などの交通網が発達し、大正末の日豊線開通により経済が発展していく時期に分け、県政や県民生活について記述し、教育分野も各時期に応じて近代教育制度の成立を具体的に記しました。また、県の公文書(歴史資料文書)に基づいたオリジナルの「宮崎県市町村区域変遷表」を付表として添付しました。

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近・現代2

昭和初期から高度成長期までの県政と県民生活を中心に記述し、宮崎県の実態に即して、太平洋戦争をはさむ前後の時代を一つの流れとして捉え、新しい観点から全体を構成しました。

教育分野では、学校日誌や県の公文書(歴史資料文書)により、戦時体制下での学校の様子や戦後の教育民主化の歩みを具体的に記述しています。

また、銀行の統廃合を通して大正期から昭和初期の宮崎県の金融状況について、さらに詳細な統計を駆使して、明治後期から昭和初期の県財政の推移について、初めて専門的な分析を行いました。

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