宮崎県季刊誌「Jaja」
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今月の表紙「木城町石河内から美郷町への抜道に咲くヤマザクラ」

里山は、恵みの山だ。春の山菜やたけのこ、秋のきのこや果実はもちろんのこと、払った枝や柴は薪に、落ち葉は堆肥に、草木は薬や染料にと、人は古くから、里近くの山から得られる産物を利用してきた。

そうした山の産品の中には、木材や竹を材料にした日用品、木炭、椎茸栽培など、ひとつの産業として成立しているものも数多い。一方、ハチ捕りや山芋掘りのように、産業というよりも楽しみとして伝承されながら、いつしか特有の文化となったものもある。

適度に人の手が入ることで、里山の独特の生態系は数百年にわたって守られてきた。人と山との共存の形は、近年、エコロジーの観点からも注目されている。

ただし、山の恵みを受けるには、相応の技術がいる。また、それを次代に残すためには、自然に対して無茶をしない知恵も必要だろう。宮崎には、そうした技術や知恵が、現代にもさまざまな形で受け継がれている。
県内各地で活躍する里山の達人たちをご紹介しよう。

 

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今月の表紙

木城町石河内から美郷町へ抜ける道の途中に、ひっそりと咲くヤマザクラ。雨上がりの風景の中で、そこだけ明るく照らすようにただ一本で花を咲かせていました。ヤマザクラは宮崎の県木のひとつ。照葉樹の森に春を告げる、薄いピンクの花が印象的でした。(撮影:石川清人)

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編集後記

猪猟の話。猟犬が追いつめた猪を、猟師の刀でひと刺し。断末魔とともに絶命させる。自宅に持ち帰り、庭先で解体して食材の「肉」となる。大半の人は、お金で食材を買って食べている。食材になる過程で「いのち」のやり取りをすることも、見ることも、ほとんどありません。食卓に並んだ料理を見ながら、今一度、「いただきます」の意味を考え直してみたいと感じました。

最後に、取材に協力していただいたた皆様には、心より感謝いたします。秀

STAFF
Producer:佐藤秀貴
Director:山出潤一郎
Designer:田中道博・江川俊幸
Editor:崎田さおり・田中理恵
Photographer:芥川仁・黒木一明・深澤猛志・石川清人


取材・写真協力
みやざき観光コンベンション協会・宮崎県立芸術劇場・高原町役場・宮崎市立赤江小学校・徳永二男さん・三浦興一さん(写真家)・民宿龍神館・NPO法人ひむか里山自然塾・レストランSORA・延岡商工会議所 (順不同)

 

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