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県広報みやざき


 こんにちは!河野です
 今年2月、初めての試みとして、10人の高校生と「高校生が見つめる政治と宮崎県政」をテーマに意見交換しました。
 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを受け、まもなく有権者となる高校生の意識や考え方を聞きながら、政治や選挙への理解・関心を深めてもらおうと実施したもの。
 自分が高校生の頃を考えてみると、知事に面と向かって話をすることなど想像さえできません。ましてや多くのTVカメラや傍聴者にズラリ取り囲まれた状況。高校生たちは緊張でガチガチになるのではないかと心配していましたが、それは杞憂。堂々と自分の考えや提案を発表してくれました。
 その意見の一つに、前回の衆議院選挙で40代の投票率が約50%だったことを調べた上で、〈親の世代の投票率が低く、若年層の低投票率は親にも責任がある。全ての世代に関心を持ってもらうことが必要〉という指摘がありました。
 なるほど!物事を多角的にとらえ、根本から原因を探ろうとする姿勢、素晴らしいと思いました。このほかにも、中学生の頃から興味を持たせる取組が必要とか、有権者が関心を持つよう広報や報道、政治家の発信なども工夫すべきとか、学校でグループ学習の課題としたり模擬選挙を行ったりするなど勉強せざるを得ない環境づくりも必要といった意見がありました。高校生たちが今回の制度改正を、前向きかつ広い視野でとらえ、責任を持って向かい合おうとする姿勢に感心させられました。
 選挙管理委員会や教育委員会では、「しゃべり場せんきょ」や「わけもんの主張」など、若者向けの主権者教育や選挙啓発に関するさまざまな取組を行っています。身近な家庭や学校で、政治について話ができる環境づくりが進むことを期待しています。また、今回の見直しを、 新たに有権者となる18・19歳など若年層だけの問題とすることなく、あらゆる世代が政治や選挙について考えるきっかけとしたいところです。
 このところ若い世代の活躍が目立っています。昨年、「全国農業担い手サミット」で和牛日本一への熱い夢を語った興梠友成さんも、ローマで世界農業遺産の認定審査に参加した宮嵜麻由香さんも高校生(当時)。皇太子殿下の御臨席での大会で、また、認定か否かという緊張感の中での英語でのプレゼンと、それぞれ立派に大役を果たしてくれました。宮崎の若者たち、大したものです。
 私もその活躍に刺激を受けつつ、多くの若者が宮崎に住み、その意見を県政に生かしていけるよう、活力にあふれたふるさとづくりを進めていきたいと思います。

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