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県広報みやざき

【特集】世界に発信!「日本一のおもてなし」

2020年以降も見据えて!
 東京オリンピック・パラリンピックには、世界中の注目が集まり、多くの人々が日本を訪れます。
 県では、このチャンスを経済や地域の活性化につなげていくため、市町村、民間団体等と一緒に「みやざき東京オリンピック・パラリンピックおもてなしプロジェクト」を展開しています。
 本県には、多くのスポーツキャンプ受入実績をはじめ、神楽や神話、安全・安心な食材、生産量日本一のスギを使った建物づくりなど、たくさんの強みがあります。
 このプロジェクトでは、こうした宮崎ならではの強みを生かして東京大会の成功に貢献するとともに、2020年以降も見据えて、スポーツランドみやざきの一層の充実や観光地としての魅力の向上、さらには、外国人や障がいのある方にもやさしい環境づくりなどに取り組んでいます。
外国人の方々に聞きました!
  世界にも目を向けたこのプロジェクト。宮崎の魅力をさらに向上させるためには、外国人の視点による意見やアイデアが重要です!
 そこで今回、おもてなし環境のさらなる充実に取り組むことを目的として、宮崎大学の留学生と知事とが意見交換を行いました。
 本県のことを知っている外国人留学生の方々からは、どんな意見が出たのでしょうか?

[ 宮崎の良い点は? ]


[ 宮崎の悪い点は? ]


[ 宮崎の魅力を向上させるには? ]


おもてなしの極意!
 プロジェクトを成功させ、より多くの外国人の方々に宮崎に来ていただくためには、「おもてなし環境」を磨き上げ、そして、それを世界に発信する必要があります!
 外国の文化や風習を理解し、本県ならではの心温まるおもてなしの意識で観光客に接することは、東京大会への貢献はもちろん、宮崎のファンを獲得することにもつながる重要なものです。
 このようなことから県では、産業人財の育成を目的とする「ひなたMBA」において、ホテル・飲食店関係者などを対象としたおもてなしに関するセミナーを開催し、おもてなし人材の育成に取り組んでいます。さらに「観光みやざき創生塾」において、魅力的な観光地づくりをけん引する人財育成を行っています。
 そこで、実際に「おもてなし塾 〜好感度対応力獲得講座 基礎の考え方から実践への極意獲得〜」を受講した宮崎観光ホテルの溝口花恋さんに“おもてなしの極意”についてお話を聞きました。
宮崎観光ホテル(パン・ケーキショップ勤務)溝口 花恋さん

―この講座を受講したきっかけは?
 もともと接客が好きでこの職種を選んだのですが、さらに良質な接遇サービスを学びたいと思い、受講することにしました。
―講座で学んだことは?
 一番は表情の重要性ですね。心のこもった笑顔は、その従業員だけでなく、提供する商品や会社全体の好感度を上げることにもつながります。
 特に、お客さまが抱く第一印象は何より大事だと教わりましたので、常に意識しているところです。
―具体的に、職場でのおもてなしで生かしている点は?
 お客さまへの御挨拶の際には、学んださまざまなことを実践しています。表情は口角をしっかりと上げた笑顔で、また、しゃべり方も心を込めて、しっかりと話しています。
 そのような動作が自然にできるように、先輩や上司と接するときも表情などは常に気を付けていますね。
―外国人の方々への接し方は?
 私は英語が得意ではないのですが、知っている単語やジェスチャーを駆使して、そして何よりも心のこもった笑顔で対応しています。
―外国人観光客をもてなす上で、県民の方々にアドバイスは?
 接客後は皆さん、日本語で「ありがとう」と言ってくれたり、手を振ってくれたりするので、とても楽しいですよ。
 今後も外国からのお客さまは増えるでしょうから、県民の方々には、そのような交流、おもてなしにぜひともチャレンジしてほしいですね。

 
障がいのある方にもおもてなし!
 このプロジェクトが掲げる「障がいのある方にもやさしい環境づくり」。実現のためには、障がいのある方に対する理解を深め、さまざまな個性や多様性が尊重される共生社会を形成することが必要です!
 そこで、パラリンピックの正式種目であるボッチャを通じ、障がい者アスリートとして活躍しているUMKテレビ宮崎アナウンサーの柳田哲志さんに、御自身の体験などを踏まえ“障がいのある方へのおもてなし”についてお話を聞きました。
UMKテレビ宮崎アナウンサー柳田 哲志さん

―スポーツに熱心な理由は?
 私自身が前向きに「スポーツをしています」と旗振りをすることで、「あの人ができるのなら私もできる」という人が出てくることを期待しています。
―障がい者スポーツを普及させるには?
 障がいに関する議論を活発化させることが大事だと思います。
 例えば施設についてであれば、重度障がい者でも問題なく使えるようにバリアフリー化を図ることは必要です。しかし、障がいに関して議論が深まれば、施設整備だけでなく、競技場に向かう導線、交通機関、宿泊所の課題など、一つ一つの点ではなく面で捉えることも必要だと考えられるようになります。
―障がいのある方をもてなす上で、県民の方々にアドバイスは?
 障がいへの知識を持って、積極的に接してもらうことが大事です。
 宮崎県民は温かくホスピタリティが高いため、障がい者を支援したいとの気持ちはすごく伝わってきます。ただし、「何をしてほしいですか?」と聞かれると、こちらも困ってしまいます。障がい者がいるという意識や知識を持って、自発的に行動してくれると非常に助かります。
 「障がい者スポーツ大会は、ぜひ環境が整っている宮崎に!」と自信を持って誘致できるようになるといいですね。


全県あげて、おもてなし!
 昨年開催されたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック。日本選手の活躍にも興奮しましたが、世界中の参加選手の活躍、努力する姿にも感動を覚えました。本県ゆかりの選手も好成績を収め、県民の皆さまに大きな元気や誇りをもたらしたところです。
 次の東京大会までは、いよいよあと3年です。「みやざき東京オリンピック・パラリンピックおもてなしプロジェクト」を成功させるために、県民の皆さまにも、おもてなしの心で御協力いただきますようお願いします。
 東京大会に貢献するために、そして、本県の発展につなげるために、一緒に頑張りましょう!

総合政策課 0985(26)7607

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