県広報みやざき

知事コラム こんにちは!河野です

結束

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

見えないウイルスとの闘いが続いています。新型コロナウイルスへの対応に追われる中、昨年11月以降、全国各地で高病原性鳥インフルエンザが確認され、本県でも12月以降、相次いで発生しています。

発生農場では、早期封じ込めのため速やかに防疫措置を実施し、国の指針で定められた時間より相当速く完了しています。視察のため来県された葉梨康弘農林水産副大臣には、本県の迅速かつ的確な対応を高く評価いただきました。

これも日頃の防疫訓練による備えや、養鶏農家による埋却地の確保をはじめ、自衛隊やJAグループ、建設業協会、トラック協会、国、地元の市町村などの連携・協力によるものであり、心から感謝申し上げます。

ウイルスを運ぶとされる渡り鳥のシーズンは春先まで続き、国内外の発生状況を踏まえると、依然として発生リスクの高い状態が続きます。まずは発生させないことが大切。最大限の警戒をしつつ、引き続き関係機関・団体と連携し、全国のモデルとなるような家畜防疫の徹底に取り組んでまいります。

話は変わってサッカーの話題。今年、テゲバジャーロ宮崎が、本県初のJクラブとしてJリーグ(J3)でプレーします。昨年日本フットボールリーグ(JFL)で2位となり、悲願のJリーグ参入を果たされました。誠におめでとうございます!

ここに至るまで、「Jリーグ百年構想クラブ」の認定や、5千人収容のスタジアム整備(新富町に建設中)、JFLでの成績など、数々の要件をクリアして、Jリーグ入りの夢を実現されました。関係の皆さまのご尽力に深く敬意を表します。私は11月のホーム最終戦を観戦し、チームが結束して戦う姿に感動と勇気をいただきました。「スポーツランドみやざき」のさらなる飛躍につながるものと期待しています。

この「テゲバジャーロ」というチーム名は、宮崎弁の「てげ」(すごい)に、スペイン語の牛(vaca:バカ)と鳥(pájaro:パジャーロ)を組み合わせた造語とのこと。牛と鶏は畜産王国宮崎の誇り。チームのエンブレムにも描かれています。

丑年の今年、鳥インフルエンザへの警戒を続ける中、牛と鶏を名前に刻んだテゲバジャーロ宮崎の飛躍は不思議な巡り合わせ。結束して勝利をつかんだチームの姿は、これからの宮崎を暗示しているように思えます。

コロナ危機も鳥インフルエンザも、県民が一致結束して克服してまいりましょう。安心と希望あふれる元気な宮崎を目指して。

(※このコラムは、1月4日に執筆したものです。)

発生農場での防疫措置

テゲバジャーロ宮崎の2020年ホーム最終戦で
キックインセレモニーに臨む河野知事(中央)

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