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知事コラム こんにちは!河野です

希望の光 宮崎から

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

東京2020オリンピックの聖火リレーが、4月25、26日の2日間、コロナ感染防止対策を徹底して県内で開催されました。

57年前の1964年東京オリンピックでは、本県が国内聖火リレーの起点の一つとなりました。宮崎市の平和台公園を9月10日にスタートしています。その2日前にこの世に生を受けた私は、今回、万感の思いを込めて、県内第一走者のトーチに聖火をともす役を務めました。

181人により行われた県内の聖火リレーでは、松田丈志さん、宗茂さん・猛さん、谷口浩美さん、井上康生さんなど、わが国を代表するオリンピアンにもゲストランナーを務めていただき、県民一丸となって「希望の灯」をつなぎました。

聖火リレーのコンセプトは、「Hope Lights Our Way 希望の道を、つなごう。」。暗闇の中で希望の光を取り戻す「天岩戸神話」を語り継いできた本県にとって、世界が託した「希望の灯」と、日本古来の「希望の光」が響き合い、意義深い聖火リレーとなりました。聖火に一層の輝きを加えて、次の鹿児島県につなぐことができたように思います。ご協力いただいたすべての皆さんに、深く感謝申し上げます。

いよいよ東京五輪の開催が間近に迫ってきました。すでにドイツの陸上・パラ陸上チームや、イギリスとカナダのトライアスロン・パラトライアスロンチームの受け入れが決定していたところ、このたび、アメリカの女子サッカーと、ドイツ・フランス・アメリカ・アイルランド・オランダ・カザフスタン合同のボクシングの事前合宿が決定しました。

どれもメダルを狙うトップレベルのチーム。世界の強豪から合宿地として選ばれたのは、本県の競技施設のすばらしさや、国内外の合宿受け入れ実績、トップアスリートに適した合宿環境などが評価されたものと、大変誇らしく思います。この絶好の機会に、本県の優れたスポーツ環境や食の魅力などを国内外に発信してまいります。

宮崎から東京五輪へとつながる明るい話題がもう一つ。

4月にアメリカで開催された男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントで松山英樹選手が優勝し、日本の男子選手として初めて海外メジャー大会を制しました。

松山選手は、本県で開催されるダンロップフェニックストーナメントに何度も出場し、2014年には優勝。また、たびたび宮崎市でトレーニング合宿を実施するなど、本県にゆかりのある選手です。

東京五輪の出場が確実視される松山選手、五輪直前の最終調整合宿を宮崎市で実施するとの報道もあります。実現すれば大変うれしいこと。ぜひ「縁起の良い」「結果の出る」宮崎合宿で、金メダルにつなげてほしいと願っています。

コロナ禍で閉塞感が漂う中、本県ゆかりのオリンピアンやアスリートの皆さんから感動と勇気をいただきました。「聖火=希望の灯」が東京へとつながれ、大会の成功を通じて、希望に満ちた明るい未来が開けることを願っています。

県内聖火リレーの出発地で第一走者のトーチに
聖火をともす河野知事
〈高千穂町・高千穂神社〉

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