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宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)
昨年、テゲバジャーロ宮崎の快進撃に胸が躍りました。J3リーグへの参入1年目から首位争いを演じ、15チーム中3位でシーズンを終了。優勝チームとわずか勝ち点1の差で、勝利数も得点数もリーグトップという見事な成績でした。
コロナ禍で閉塞感が漂う中、結束して闘うチームの姿に感動と勇気をいただきました。チームの奮闘と関係の皆さまのご尽力に心より敬意を表します。J2昇格を目指し、これからの活躍も楽しみです。県民挙げて応援しましょう。
プロ野球では、本県でキャンプを行うチームが好成績を収めました。宮崎市でのキャンプ7年目となるオリックス・バファローズが、25年ぶりにパ・リーグ優勝。西都市で2軍キャンプを行う東京ヤクルトスワローズが、セ・リーグを制し、日本一となりました。
また、都城高校出身のオリックス山本由伸投手が、パ・リーグの最優秀選手(MVP)に輝きました。山本投手は、東京オリンピックでも侍ジャパンの金メダルに貢献し、ベストナインに選ばれています。その偉業をたたえ「スポーツランドみやざき特別表彰」を行います。
東京オリンピック・パラリンピックでは、海外8か国から6種目12チームの事前合宿を受け入れ、ほぼすべてのチームがメダルを獲得しました。メダルを狙う世界トップクラスのチームに本県を選んでいただき、合宿地としての役割を果たすことができたのは大きな成果だと考えています。
日本代表クラスでも、柔道男子や競歩、トライアスロン・パラトライアスロン、ゴルフ、ラグビー、フェンシングなど、さまざまな競技の強化合宿を受け入れており、それぞれ好成績につながっています。
まもなく北京2022オリンピック・パラリンピック冬季大会が開幕します。南国宮崎ですが、実は冬季五輪とも縁があります。スピードスケート日本代表チームが、2016年から毎年、本県で自転車トレーニングなど強化合宿を行っているのです。今年も1月に実施されました。
前回、本県での強化合宿の直後に臨んだ平昌五輪では、金3個を含む過去最多のメダル6個を獲得。ここでも「縁起の良い」「結果の出る」宮崎合宿の本領発揮です。北京冬季五輪においても、さらなる活躍を願っています。
これまで、サーフィンやトライアスロンの国際大会の開催、国内外の代表チームやトップアスリートの合宿受け入れなど、着実に実績を積み重ねている「スポーツランドみやざき」。
この経験や実績を生かしながら、さらに屋外型トレーニングセンターや国民スポーツ大会関連施設などの整備を進め、充実したスポーツ環境を国内外に発信し、「国際水準のスポーツの聖地みやざき」として一層のブランド力向上につなげてまいります。
(※このコラムは1月8日に執筆したものです。)
1月の強化合宿でトレーニングを行う
スピードスケート日本代表 髙木菜那選手(中央)と髙木美帆選手(右)
[県総合運動公園]