県広報みやざき

新県立宮崎病院 完成!
~これまでもこれからも 地域とともに地域のために~

県立宮崎病院は、診療科が22科あり、高度な医療機器を揃えた地域の中核病院です。他の病院や診療所と連携して地域医療の拠点としての役割を担っており、これまで、県民の皆さまの信頼に支えられながら安心で安全な質の高い医療を提供してきました。
大正10年の開設から昨年10月で100周年を迎え、これまでの機能をさらにパワーアップさせ、1月11日にリニューアルオープンしました!
救急医療やがん治療など、全県レベルの高度・急性期医療を担う地域医療の要として、これからも、皆さまの安心・安全な生活を支えていきます。

DATA

  • 延べ床面積47,603㎡
  • 地上8階、塔屋1階
  • 許可病床数502床
  • 建設事業費 約290億円

▲開院セレモニーの様子

どうして改築したの?

昭和58年の改築以降、施設の老朽化や医療体制の充実に伴うスペースの確保の問題、さらに巨大地震が想定される中での基幹災害拠点病院としての機能強化などの観点から、早急な整備が必要となっていたんだ。

エントランスホール

外来受付

病室

心臓カテーテル室

建物構成

合理的な階構成と縦動線

  • 洪水時の浸水に備え、新病院 1階床レベルを周辺地盤より約1.5m高く設定するとともに、地下のない階構成で安全性を確保しています。
  • 1〜3階は診療部門、4階は管理・供給部門、5〜7階は病棟部門とし、分かりやすい施設構成としています。
  • エレベーターは用途別に患者・家族用、スタッフ・ベッド搬送用、物流用、救急用、感染用に分離し、垂直移動の効率性を確保しています。

ここがスゴイぞ新県立宮崎病院!!

新型コロナウイルスを含めた感染症対策の拡充!

7階の内科系病棟に第二種感染症病床(6床)があり、感染拡大期には区画扉により、病棟の一部を独立させて対応にあたります。

手術室や集中治療室(ICU)の増室!

手術室が7室から10室に、集中治療室が6床から12床に増加することで、急性期医療や高度医療体制の充実を図ります。

新たな医療機器の導入!

手術支援ロボットを導入することで、傷口が小さく、出血も少なくなるなど、患者の負担が軽減されます。

「断らない救急」を目指します!

手術室の増加や、ICUおよび救急病棟の増床により、受入体制の強化が図られていることや、救急部門を1階に集約することで、効率的な救急対応が可能となりました。

待合表示システムも導入されるワン!これでおおよその待ち時間が分かるね!

巨大地震など、災害に備えた防災機能の強化

地下免震装置

免震構造の採用により、高い耐震性能を有しているため、巨大地震においても診療を継続して行うことができます。

災害発生時における
必要なライフラインの確保

  • 非常用発電機を2台設置して、災害時の電源を確保。
  • 断水時に貯留雨水および井戸水を飲料水として利用できる浄水設備や、下水道が機能停止した場合、2週間分程度貯留できる地下排水槽を設置。

非常用発電機

貯水槽

基幹災害拠点病院としての機能強化

  • 傷病者の広域搬送を行うため、専用ヘリポートを設置。
  • 多数の患者を受け入れるスペースを確保するとともに、災害時に使用できるよう酸素や吸引などの配管を整備。
  • DMAT(災害派遣医療チーム)やDPAT(災害派遣精神医療チーム)を受け入れるためのスペースや災害時に貸し出す応急用資機材を保管するスペースを確保。

県民の皆さまへメッセージ

昭和の終わりに開院した旧病院が約40年の歴史に幕を閉じ、令和4年1月11日に新病院が開院しました。屋上に待望のヘリポートを整備してより広域の救急患者さんに対応可能となったほか、手術支援ロボットの導入や救急・総合診療センター、手術室、集中治療室(ICU)など各種施設の充実も図っています。

新病院の機能強化と併せて職員一人一人がさらなるスキルアップを図り、県民の皆さまの健康により一層寄与していきたいと思います。

県立宮崎病院
院長 嶋本 富博

お問い合わせ
病院局経営管理課県立病院整備推進室
0985(26)7629
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