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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小戸の阿波岐原(あわぎはら)に 禊(みそ)ぎ祓(はら)へ給(たま)ひし時に」
 これは神事の前に唱えられる祓詞(はらえことば)の一部。伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)がみそぎを行った古事記の記述に由来します。皆さんもよく耳にされることがあるのではないでしょうか。私たち宮崎県民にとってなじみ深い地名が並ぶこの祓詞は、北海道から沖縄まで全国各地で唱えられているものです。
 本県は、古事記や日本書紀に描かれた日本発祥にまつわる日向神話の舞台。県内各地において、記紀ゆかりの伝説や史跡、神楽、祭りなどが数多く残されています。これこそ、他県にはない、オンリーワンの貴重な資源です。
 今年は、日本最古の歴史書である古事記が編さんされてから1300年。8年後の平成32年は、 日本書紀の編さん1300年に当たります。
 大きな節目を迎えた今、本県の貴重な歴史的、文化的資源を見つめ直すとともに、その魅力を県内外にアピールする絶好の機会です。そこで、今年から始まる9年間を「記紀編さん1300年」ととらえ、一過性のものとならないよう、腰を据えて記念事業に取り組んでいきたいと思います。テーマは、「神話のふるさと みやざき温故知新ものがたり」。
 すでに、明治大学と連携して、「日向神話ゆかりの地 宮崎の魅力発見!」というテーマの公開講座や、記紀ゆかりの舞台をバスで巡るワンコイン(500円)ツアーなどを実施しています。また、奈良、島根、鳥取などの知事と、「全国古事記ゆかりの地サミット」を東京で開催し、共同でアピールしたところです。
 この機会をとらえ、神話や伝説、史跡などについて学び、理解を促進する取り組みに加え、関連する神楽や祭りなどを県内外にPRして盛り上げ、神話のスポットを活用した「宮崎恋旅」とも連携しながら、宮崎の認知度を高め、観光客の増加にも結び付けていきたいと考えています。
 私の今年の目標は「岩戸開き」。多くの皆さんの力を結集して重い岩戸を取り除き、本県の再生・復興に手応えが感じられる〈光〉を取り戻す年にしたいと考えています。県民の皆さんのご協力をお願いいたします。

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