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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 東日本大震災の発生から1年が経ちました。改めて、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
 本格的な復旧・復興には、長い期間を要すると見込まれます。引き続き、県民の皆さまとともに、「みやざき感謝プロジェクト」として支援に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 さて、私たちを取り巻くリスクの中で、最も身近なものは交通事故。ここ数年、全国的に発生件数も死者数も減少傾向にあるものの、本県の発生件数は横ばい状態。昨年の死者数(49人)こそ、ここ数十年で3番目の低水準でしたが、1、2月は死亡事故が相次ぎ、今年3月7日現在で10人となっています(うち8人が高齢者)。 
 昨年の事故原因は、脇見、考え事などによるものが約74%を占め、全国平均より10ポイント以上も高いことから、本県では、運転時の緊張感を高める「てげてげ運転追放運動」を展開しています。
 一方、シートベルトの着用率(平成23年)も、運転席や助手席は全国平均を上回っているものの、後部座席の着用率が極めて低くなっています。特に一般道路では、全国平均33.2%に対し、本県は22.1%と全国ワースト5位。また、チャイルドシートの使用率は、全国平均57.0%に対し、本県39.0%(全国ワースト4位)。
 残念な数字ばかりですが、これが現実です。しかも、「命」に関わる数字。「命」に〈てげてげ〉は許されません。 交通安全のみならず、改めて命の大切さに向かい合い、一人ひとりができることから着実に取り組むこと(自助)。それが、口蹄疫を経験し、大震災後の今を生きる私たちの責務だと感じています。
 そのような思いから、平成24年度当初予算は、「みやざきの元気・安心創出予算」として編成しました。口蹄疫の影響などにより停滞している地域経済の活性化と並び、防災対策の推進や医療・子育てなど、県民が安心して暮らすことができるような取り組みに重点を置いています(その内容は特集記事をご覧ください)。
 交通事故をはじめ、地震・津波や風水害、新燃岳噴火など、私たちはさまざまなリスクに直面しています。これらにしっかりと対処するため、〈命の自助・共助・公助〉に取り組み、安全・安心な宮崎を実現していきたいと思います。

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