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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 東日本大震災から2年が経ちました。あらためて、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 現在でも、全国で30万人を超える方々が避難生活を余儀なくされ、本県にも何百人という方が避難してきておられます。
 その中のおひとり、大口玲子(りょうこ)さんが、歌集「トリサンナイタ」で今年度の若山牧水賞を受賞されました。一昨年6月、大震災と原発事故の後、当時2歳のお子さんを連れて仙台市から避難。各地を転々とされた後、宮崎に移住されました。
 受賞作に掲載された「晩春の自主避難、疎開、移動、移住、言ひ換へながら真旅になりぬ」は、多くの方が共有する苦悩や葛藤を表現したもの(「真旅」とは長い旅)。
 今も仙台で勤務されているご主人とは、「月にいちど夫は宮崎へ会ひに来てそのたび淡く出会ひなほせり」とのこと。「いたましきもののごとくに夫は言へどかはゆし息子の宮崎なまり」にはホッとします。
 本県では被災者に対し、公営住宅への受入れや就労・修学支援、使用料・手数料の免除、避難元の自治体からの情報提供等を行っています。
 これからも、避難して来られた方々を温かく受け入れ、そっと寄り添う宮崎でありたいと考えています。
 先日、宮城県の村井知事が県庁を訪問されました。市町村や県民の皆さんと連携して取り組んできた、本県の復興支援「みやざき感謝プロジェクト」に対する感謝を伝えに来られたのです。
 宮城県に派遣した県職員はのべ247人、市町村職員はのべ135人(3月11日現在)。災害廃棄物処理を支援するため派遣した県職員は、村井知事から知事表彰を受けました。また、引き続き農業大学校どうしの交流、高校生の交流・支援、民間団体や市町村による被災地の子供を招いての交流や現地での復興支援イベント、被災地応援フェアなど、様々な支援に取り組んでいます。
 村井知事が来庁されたのは2月14日バレンタインデー。ハートの形に切った「冷凍みやざき完熟マンゴー」でおもてなし。南国の味を楽しんでいただきました。
 4年後の全国和牛能力共進会は宮城県で開催。本県が日本一3連覇を目指して乗り込んだとき、力強い復興の息吹を感じることができるよう祈りつつ、これからも息長く被災地・被災者支援に取り組んでまいります。

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