県の保健所では、エイズをはじめとする性感染症などについて、無料・匿名による相談・検査を実施しています。
エイズなどの性感染症の感染原因となる細菌やウイルス、寄生虫などは、感染者の精液、膣分泌液、血液中に存在しており、性行為によって性器や肛門、口などの粘膜などに接触することで感染します。感染しても無症状で経過することが多いため、感染に気付かないまま進行して、パートナーに感染が拡がることがあります。
性感染症の感染予防には、コンドームを正しく使用することが有効です。ただし、性感染症のなかには、コンドームを使用しても感染を防ぐことができないものもありますので、正しい知識を持ち、パートナーと話し合うといったことにより、さらなる「セーファーセックス」(より安全な性行為)を心がけましょう。
肝炎は、B型・C型肝炎ウイルスを原因とすることが多く、自覚症状がほとんどないまま経過し、症状が現れたときにはすでに重症化していて肝硬変や肝臓がんを発症していることもあります。
HTLV‐1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)は、主に母子感染や性行為により感染し、ごく一部の方は成人T細胞白血病(ATL)やHTLV‐1関連脊髄症(HAM)などを発症しますが、大半は発症することはありません。
感染に不安をお持ちの方は、まずは感染の有無を確認することが重要ですので、最寄りの保健所にご相談ください。
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健康増進課感染症対策室 |
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0985(44)2620 |
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