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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 8月下旬、4泊5日で香港とシンガポールに出張しました。香港は、日本の食品の最大の輸出先で、中国本土への情報発信効果も大きく、シンガポールはASEAN諸国への戦略拠点。ともに、急速に発展、成長するアジアを代表する地域です。昨年3月に策定した「みやざき東アジア経済交流戦略」では、県産品の輸出促進や観光誘客などを重点的に推進することとしています。
 今回は「東アジア経済交流訪問団」として、県議会、農業・商工・経済団体、民間企業など約120人が直行チャーター便で香港へ。 その後、私を含む約20人がシンガポールを訪問しました。
 香港には今年6月、初めて県事務所を設置。県職員1人、現地スタッフ2人で業務を開始しました。県内企業の進出を支援するフロンティアオフィス(6ブース)を併設し、冷蔵倉庫も備え、物流環境や商談のしやすさなどに配慮。香港という巨大市場にしっかり拠点を築いてまいります。
 海外での「宮崎県」や「県産品」の認知度は、正直まだまだ。今回は香港、シンガポールともに、地元経済界や流通業界、メディア関係者などを招き、宮崎牛やカンパチなどの県産食材、焼酎などを提供して「みやざきPRレセプション」を開催。また、宮崎牛指定店の認定証の授与や、レストランフェア、百貨店でのトップセールスなどを行いました。
 所得の向上や健康意識の高まりを背景に、美味しく、安全・安心で高品質な日本の食品が好まれ、高い評価や信頼を得ています。
 すでに定番化している「かんしょ」が次々と買われていく様子や、「宮崎牛」に舌鼓を打って多くの方が取引に興味を示される状況からすると、物流や安定供給、日本国内の産地間競争などの課題はあるものの、大きなチャンスもあると実感しました。
 シンガポールでは、テーマパークや水族館、カジノ、ホテル、コンベンション施設、博物館などが整備されたアジア最大級の統合型リゾート(IR)「リゾート・ワールド・セントーサ」を視察。トータル約5,200億円の開発をわずか34か月で完成させたと聞き、そのスピードに驚嘆するとともに、ダイナミックに拡大し続けるアジアの活力を肌で感じました。
 県香港事務所の開設を記念した「みやざきPRレセプション」は、〈宮崎がアジアに向け出発する式典〉と銘打って行われました。まさにそのような意識で、アジア市場の開拓に取り組んでまいります。

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