本文へスキップ
センター紹介 研究 利用方法 刊行物 木材の豆知識 その他 サイトマップ
トップ研究研究紹介>材料開発部

 

材料開発部

 材料開発部では、再生可能な森林資源を有効利用する視点で研究を行っています。
 スギ林を伐採し木材として利用する際には、林地に残される枝条などの林地残材のほか製材過程でも、背板や樹皮のような未利用のものが出てきます。これらの未利用部分を余す所なく使うため、木質バイオマスとしての効率的な利用や、スギに含まれる有用成分の抽出及び用途の開発に取り組んでいます。
 また、木材を長く使うためには、使用環境に応じた劣化や腐朽、シロアリ等の虫害への対策が必要となりますので、木材の防腐・防蟻処理や塗装について研究を行っています。

ワックス、エッセンシャルオイル シロアリ
商品化事例
(飫肥杉精油を使ったワックス、
エッセンシャルオイル)

ヤマトシロアリの羽アリ

研究者紹介

 副 部 長   須原 弘登 博士(農学)
研究分野  バイオマス利用・木材保存(生物化学系)
所属学会  日本木材学会
  研究内容  林地残材・樹皮などの未利用資源の有効利用に関して研究を行っています。また、木材を長く使うための保存処理やシロアリの行動制御に関する研究を行っています。手がけているテーマは以下の様になっています。
 ・シロアリの食害制御技術の開発
 ・オビスギの香り成分の機能性評価
 ・スギ精油の利用用途の拡大に関する研究
 主任研究員  椎葉 淳 博士(工学)
研究分野  木質環境
  所属学会  日本木材学会 日本木材加工技術協会
  研究内容  スギ材を用いた内装木質化・スギ材の調湿性能に関する研究等を行っています。
 技   師   加藤 政和
研究分野  抽出成分の分析
  研究内容  スギに含まれるテルペンなどの精油成分に関する研究を行っています。