材料開発部では、再生可能な森林資源を有効利用する視点で研究を行っています。 スギ林を伐採し木材として利用する際には、林地に残される枝条などの林地残材のほか製材過程でも、背板や樹皮のような未利用のものが出てきます。これらの未利用部分を余す所なく使うため、木質バイオマスとしての効率的な利用や、スギに含まれる有用成分の抽出及び用途の開発に取り組んでいます。 また、木材を長く使うためには、使用環境に応じた劣化や腐朽、シロアリ等の虫害への対策が必要となりますので、木材の防腐・防蟻処理や塗装について研究を行っています。