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学会ポスター賞 金賞を受賞しました
 
 材料開発部の赤木剛主任技師が、平成24年7月にポルトガルで開催された国際森林研究機関連合国際会議第5部会(2012 IUFRO Conference Division 5)で、学会ポスター賞の金賞を受賞しました。

大会の概要

(1)開催日 平成24年7月8日〜13日
(2)大会名称 国際森林研究機関連合国際会議第5部会(2012 IUFRO Conference Division 5)
(3)主催者 国際森林研究機関(International Union of Forest Research Organizations, IUFRO)
(4)場所 ESTORIL CONFERENCE CENTER(エストリル-ポルトガル)
(5)出席者の研究者 世界各国の大学、国の研究機関、地方の公設試験研究機関、民間企業の研究者
(6)発表件数 ポスター発表で270件
(7)受賞件数 9件(金、銀、銅でそれぞれ3名ずつ)

 この学会ポスター賞は、研究内容の独創性や展示ポスターの完成度(聴講者の興味を引くレイアウトの工夫や読みやすさなど)を基準として、同学会の270件のポスター発表の中から選定されました。

受賞について

(1)発表題目
 木質燃焼灰を再利用した水酸アパタイト複合材の開発−同複合材の燃焼特性と耐候性評価−
(2)発表者
 宮崎県木材利用技術センター材料開発部 赤木剛主任技師
(3)発表の内容
 この研究では、燃えたり腐れたりする木材の弱点を改善することを目的として、木質燃焼灰を主原料に合成した水酸アパタイト溶液を木材に注入し、燃焼や腐朽についての変化を調べたものです。燃焼灰を主原料に用いたねらいは、林地残材などをバイオマス燃料として、燃やした後の灰の処理とその有効利用にあります。再生可能エネルギーへの関心の高まりを背景に、豊富な森林資源を有する本県でも、木質バイオマスを活用した地域づくりが模索されています。なお本研究は、日本学術振興会の科学研究費(挑戦的萌芽研究:23658150)の助成を受けたものです。
受賞者の写真 ポスター賞賞状の写真
材料開発部 赤木剛主任技師 学会ポスター賞 賞状
「この受賞を励みに、材料開発部では今後も、未利用木質資源の活用に関する技術開発に取り組んでいきます。」  
(4)学会発表ポスター
 国際森林研究機関連合国際会議第5部会 学会発表ポスターPDFファイル(PDF 395KB)