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掲載開始日:2014年7月22日更新日:2014年7月22日

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平成26年度第4回知事とのふれあいフォーラム

第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)

内容

開催日時等

開催日

平成26年7月22日(火曜)午後1時30分から3時まで

場所

高原町総合保健福祉センター「ほほえみ館」中研修室

参加者

高原町の皆さん30名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事挨拶

  • 平日の日中という皆さんそれぞれお仕事等でお忙しい中、また、夏真っ盛りの中、貴重なお時間をいただき深く感謝。
  • 高原町に来ると3年前の新燃岳の噴火を思い出す。現在、山は落ち着いた状態であるが、砂防ダムの設置など残された課題があり、まだまだ全て終了したわけではないので、ひとつひとつ乗り越えていきたい。
  • また、畜産の盛んな高原町では口蹄疫からの復興でもお世話になっている。本日はコンビニのファミリーマートとの連携により、同社から宮崎牛を利用した商品が販売されるため、店頭でのトップセールスを行い、宮崎牛のサンドイッチと宮崎牛のすき焼き風パスタを試食してきた。
    これらの商品は本県と鹿児島県で販売される。夏休みで帰省される方も多いので、宮崎牛の魅力を伝えていきたい。
  • 子牛の競り市、精神科医内村先生の叙勲祝賀会そして「はなどう」の祝賀会などで高原町に来る機会も多く、町長や関係者とは意見交換もさせていただいているが、本日は皆さまから地域の状況をお聞かせいただき、私から可能な限りお答えしながら意見交換をし、実りある時間にしていきたい。

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フォーラムの様子

 

(写真)平成26年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子1

(写真)平成26年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子2

高原町の皆さん30名が参加しました。

 

(写真)平成26年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子3

(写真)平成26年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子4

県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。

 

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主な意見等

  • 男女共同参画に関する啓発について
    男女共同参画に関する研修などを実施しているが、参加者の8割以上は女性となっている。また、宮崎市内では男性向けの研修会が開催されているが町から男性が出向くのは難しい状況である。
    最近ではイクメン、イクジイなどと聞くことが多くなったが、男性が学ぶ機会を増やすために県と町が連携できないか。
  • 観光推進事業における県の支援について
    2月に開催した「日本発祥地まつり」には県の支援や知事の参加もいただき感謝申し上げる。
    観光推進事業の補助制度については、財政が厳しく支援するための予算がないなどと県の会議などでよく聞くことがあるが、関係者・団体は県外から集客を目指して努力しているので、できるだけ支援してほしい。
  • 県の宮崎牛に関する販売戦略について
    4~5年前は宮崎牛として市場に出回る4等級以上の上物率は5割に満たない状態であったが、今は7割を超えている。また、最高ブランドであるA5等級は1割ほどであったが、畜産農家の頑張りで3割ほどになり肉質は向上している。
    肉質は向上しているのになかなか売れないのが現状であるので、県の宮崎牛に関する販売戦略をお伺いしたい。
  • 本県農業の将来について
    本県農業の問題は、燃油価格の高騰、高齢化、後継者不足、嫁不足、TPPなど言い出したらきりがない。
    これからの農業が法人化、集落営農、6次産業化で大型農業に転換しようとしていることについても違和感や不安がある。
    現在、西諸地域では畑かん事業に取り組んでいるが、私たちの時代には使う時間がないだろう。これは未来の農業後継者への遺産だと思って取り組んでいる。県では農家の気持ちを汲んで、これからの農業をけん引してほしい。
  • 畜産業に対する支援について
    高齢化が原因で宮崎牛の生産農家が減少しており、市場に出荷される和牛の数も減っている。和牛の生産が維持できるよう県に支援してほしい。
  • 若者が結婚生活に希望を持てるようなシステムの構築について
    高齢化が進んでいるなかで若い人たちが結婚をしたくない、事情があり結婚できないという状況となっている。若者が結婚生活に希望を持てるようなシステムをみんなで考えていく必要があると思う。
  • 商工会における指導員の確保について
    高原町商工会では財政状況が厳しく指導員の確保が困難になっている。企業の廃業・倒産が増えているのは、商工会の指導員の指導が年1度の決算時期だけとなっているのが問題であると考えている。
    会員企業で働いている者は約2千人いるが、企業が廃業・倒産することにより働く場がなくなると、高原町から流出してしまうのではないかと心配している。商工会が各企業に対して半期決算ができるくらいの指導ができるよう、指導員を確保できる体制づくりを支援してほしい。
  • 薬草・地域作物センターを中心とした県の薬草栽培の振興について
    国策により薬用植物、薬草の栽培が各都道府県で取り組まれており、本県でも薬草・地域作物センターを中心に取り組んでいると思うが、薬草栽培の振興について県の展望をお伺いしたい。
  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける聖火リレーの誘致について
    2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける聖火リレーは、ぜひ神武天皇発祥の地である高原町からスタートさせたい。地元での誘致活動はどのようなことをすればよいのかお伺いしたい。
  • 複式学級制度の廃止について
    町では年々子どもの数が減っており、小学校では複式学級制度が採用されている。夏祭りなどで帰って来た人などに聞くと「町に戻って生活するには複式学級がちょっとね」というような話が出てくるので、本県だけ特例として複式学級を外すことはできないか。
  • 民生委員と行政との連携について
    高齢者が誰にも知られずに亡くなる孤独死などが問題となっている。行政と民生委員が密に連携し、このような悲惨な事件を未然に防ぐ必要があると思うが、高齢者の個人情報を民生委員と共有し連携を図っている市町村と、そうでないところに分かれている。高齢者に関する情報の共有化などの連携が図られるように県に統一的に指導してもらいたい。
  • 消防団への新規入団者について
    町の消防団には新しく入団してくる者がなかなかいない一方で、団員もどんどん高齢化している。他市町村も同じような状況であるのか教えてほしい。
  • 教員の確保について
    複式学級については、先生方にご努力いただいているが、それだけ教職員の数が減らされているという現状がある。特に20~30歳代の教員の数が非常に少なく、管理職の教員も現場に出る必要がある状況であり、また、産休に入る教員の代わりとなる職員の確保も難しくなっている。
    少子化の影響で教員採用枠の問題もあると思うが、必要な教員の確保について検討をお願いしたい。
  • 本県におけるスポーツイベントの開催やキャンプの誘致活動等について
    (1)ワールドカップやオリンピックなどスポーツの大イベント、国体の2巡目の開催、国民文化祭の開催など、本県でのイベント開催やキャンプの誘致活動に追い風が吹いていると思う。市町村でもいろいろ手を挙げていこうと準備をしているので、誘致活動について県がどのような動きをしていこうとしているのかお伺いしたい。
    (2)青年団も誘致活動に対していろいろアクションを起こしていきたいと考えているが、青年に力を入れてもらいたいという部分があれば教えていただきたい。
  • 町の人口減に対する取り組みについて
    町の人口は1万人を割り込み、人口減が問題となっている。町は環境的にはいいところだと思うが、若者の働く場所がない。工業団地の活用や農業後継者の問題などを含め、高原を少しでも元気にしていけるよう、一層のお力添えをお願いしたい。
  • 女性団体の地域活動に対する県の支援について
    女性が元気でないと地域が元気にならないと思い、「日本発祥地祭り」においてJA、商工会などの働く女性と一緒に活動をおこなった。一回きりということではなく女性たちで何かできることはないかと思っている。女性ならではの発想で地域を盛り上げていこうというような会を作るときに使えるような県の支援をお願いしたい。
  • 炭床川周辺の立木の処理について
    町にはこの前の台風8号の雨の影響はあまりなかったが、それでも後川内地区を流れる炭床川では1か所だけ蛇籠を積んであるところが溢れ、周辺の田に少し被害があった。
    雨が降ると流木が田を痛めたりするので、毎年は難しいかもしれないが、できれば2年毎くらいに河川の邪魔になる立木を災害が起きる前に切ってもらいたい。
  • 振り込め詐欺防止などに関する啓発について
    本県における昨年度の振り込め詐欺の被害総額は2億円を超えたと聞いた。県や町ではチラシなどで詐欺に関する注意喚起はおこなっているが、具体的な内容がわからないことが多い。
    もう少し詳しく、どういった会話がなされ、どういったふうに騙されたのかを周知する必要があるのではないか。

 

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知事総括

  • 本当に幅広いテーマについていろいろな御意見をいただき、感謝申し上げる。県としてまた知事としての考えを申し上げながらコミュニケーションを図る時間になったのではないか。
  • 本県は東九州自動車道の整備が進んだ、全国和牛能力共進会で「宮崎牛」が2連覇を達成したなど明るい話題も出てきているが、まだまだ問題もあり厳しい状況である。国、県、市町村が連携をしてオールみやざきでまとまって宮崎の発展のために努力するという体制づくりが重要となっている。
  • 今後とも、対話と協働を掲げながら、今後の宮崎の発展、高原の発展のために尽力していきたい。

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp