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掲載開始日:2015年2月16日更新日:2015年2月16日

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平成26年度第10回知事とのふれあいフォーラム

第10回知事とのふれあいフォーラム

内容

開催日時等

開催日

平成27年2月16日(月曜)午前10時30分から12時

場所

西米良村「村所驛」2階多目的室

参加者

西米良村の皆さん26名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事挨拶

  • 平日のお忙しい中にお集まりいただき、皆さまの御理解と御協力に感謝申し上げる。
  • 人口減少そして地方創生が全国的な課題となるなか、西米良村がこれまでに取り組んできた地域づくりに関する先進事例はひとつのモデルになる。
  • また、村の取組を全国に向けて発信することが本県の活性化にもつながるのではないかと思う。
  • 本日は限られた時間ではあるが、できるだけ多くの御意見・御質問をいただきながら、実りある時間にしていきたい。

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フォーラムの様子

 

西米良1

西米良2

西米良村の皆さん26名が参加しました。

 

西米良3

西米良4

県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。

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主な意見等

  • 本県の林業・農業への支援について
    (1)村では木炭が盛んに生産されていたが、ガスが普及したことで人口が減少した。また、スギ材を生産しているが、原木価格がいい時代の4分の1ほどまで低下しており、中山間地域を抱える本県は衰退していくのではないか。
    (2)国がTPPに加盟すると、児湯郡の農業も危機的な状況になるのではないか。知事の若いエネルギーで県の活性化に尽力してほしい。
  • おがわ作小屋村を活用した地域活性化について
    (1)村では「おがわ作小屋村」を拠点に雇用の場の確保と若者の定住化を目指している。
    (2)村営住宅が5戸新築され、また、利用客がもう少し増えると若者を数名雇用ができる状態になっている等、定住者の受入体制も整ってきたので、国や県でまとめている地方創生に関する計画に、中山間地域に滞在する都市部の人々が増えるような計画も入れてほしい。
  • 県立博物館にある民家園の活用について
    県立博物館の民家園には西米良村の古民家もあるが、雨漏りがひどくて、ブルーシートで覆ってある。早期に補修し、われわれ西米良村語り部の会がこの古民家を活用できるようにしてほしい。
  • 高冷地での野菜栽培について
    (1)施設園芸でカラーピーマンを栽培しており、児湯農林振興局西米良駐在所の職員から手厚い指導を受けている。指導員は今後も配置し続けてほしい。
    (2)高冷地の施設園芸農家は、野菜などの生産方法を誰から学べば良いか等、同じような悩みを持っているので、高冷地の施設園芸農家同士で連携できるような仕組みを検討してほしい。
    (3)カラーピーマンは全国に出荷するには生産量が足りないので、県内地域で生産してもらいたい。
  • 国道219号の改良工事について
    国道219号の改良工事については、今後どれほどの予算規模を想定していて、いつごろの完成を目標としているのか。
  • 「ねんりんピック」の開催日程について
    5月17日、18日に宮崎市内で「ねんりんピック」が開催される予定であるが、開催日が日曜日となっており、いつもスポーツ少年団などの大会と競合し、交通渋滞や駐車場が確保できない状態になっている。比較的時間に余裕のある高齢者にとっては平日開催の方が都合が良いのではないか。
  • 森林組合林産班の高齢化について
    国の森林経営計画により間伐に取り組んでいるが、林産班が不足しており、他県の業者に委託せざるを得ない状況である。また、林産班は高齢化が進んでおり、将来、林業従事者がいなくなることが懸念されるが、知事の考えをお伺いしたい。
  • 中山間地域におけるIT関連企業の誘致について
    中山間地域である徳島県神山町にIT関連企業が続々と移転していると新聞記事にあった。空き家や廃校があり、光ファイバーも繋がっている西米良村にIT関連企業を誘致することはできないか。
  • 村における医師の確保について
    村の医療機関に医師が2人いる。西米良村のような人口の少ない村であっても、ずっと医師がいるように知事にお願いしたい。
  • 植林事業における補助制度等の見直しについて
    (1)植林事業に関する国の補助金は平成27年度からヘクタールあたり10万円も減額されると聞いて驚いた。村の山は急斜面で作業が難しい上に、森林の更新期に入ると植え替える面積が広くなる。林家の出費がさらに増えないよう補助制度を再検討してほしい。
    (2)本県では植林用の苗木が不足しており、他県から購入している。昔は直接穂木を植林地に挿すことが認められていたので、制度を復活させてほしい。
  • 小中学校の統廃合問題について
    11校あった村の小中学校は、統廃合により小中学校が1校ずつとなった。子どもが少なくなっても廃校にすることは地域には影響が大きい。これ以上はなくさないでほしい。
  • 県広報紙における介護関連記事の掲載について
    県広報みやざきに「介護ワンポイント」などの記事を掲載してもらいたい。家族の者に介護が必要になった場合に、事前の知識があれば対応できるのではないか。
  • 村における中高一貫校の設立について
    西米良村は子どもを育てる環境に適している。五ヶ瀬中等教育学校のような一貫校を村に設置できないか。人口減対策にもなると思う。
  • 河川の氾濫を防ぐためのダム管理について
    激しい台風が来ると河川の氾濫が心配である。ダム底のヘドロを定期的に流す仕組みはないか。
  • 農協の株式会社化について
    農協が株式会社になると、営利優先となり、村の農産物を都市部に出荷してもらえなくなるのではないかと心配している。農協の株式会社化には反対してもらいたい。
  • 林地残材の搬出に係る支援について
    村の山には切り捨て間伐などによる林地残材が多くあり、村ではこれらをバイオマス発電に活用することを検討している。搬出に係る機材の導入などを支援してほしい。
  • 建設業者に対する支援について
    (1)村の建設業者は5社だが、今後、災害などに対応するためにはこれ以上減るわけにはいかない。年間を通じて安定した工事の受注ができるように配慮してほしい。
    (2)4~6月は工事の発注が少なくなるので、年間を通じた発注量の平準化を検討してほしい。

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知事総括

  • 本日は貴重なお時間をいただき、多岐にわたる話題で意見交換ができた。心から感謝申し上げる。
  • 全ての御意見をここで受けとめて回答できたわけではなかったが、課題として受けとめて、今後さらに検討させていただきたい。

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp