トップ > 県政情報 > 広報・広聴 > 知事室 > ふれあいフォーラム > 平成26年度の開催状況 > 平成26年度第7回知事とのふれあいフォーラム

掲載開始日:2015年2月6日更新日:2015年2月6日

知事室へようこそ

ここから本文です。

平成26年度第7回知事とのふれあいフォーラム

第7回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)

内容

開催日時等

開催日

平成27年2月6日(金曜)午前10時から11時30分

場所

高千穂町役場4階大会議室

参加者

高千穂町の皆さん29名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事挨拶

  • 平日のお忙しい中に集まりいただき、皆さまの御理解と御協力に感謝申し上げる。
  • 高千穂町での開催は2回目であるが、今後予定されている東九州自動車道の「北九州-宮崎間」開通や、5月までには北方延岡道路、藏田までが完成する九州中央道の整備など、町には明るい話題が多い。
  • 高千穂郷・椎葉山が世界農業遺産の候補地に、また、高千穂町、日之影町と大分県などにまたがる祖母傾山系がユネスコエコパークの候補地に登録されることになり、世界的な評価も期待できる。
  • 昨年初めてブラジルで公演した「高千穂夜神楽」を2020年の東京で開催されるオリンピック・パラリンピックの開会式で登場させる運動にも取り組んでおり、こういう機会を通じて、世界に高千穂、また本県が持つ魅力を発信したい。
  • 地方創生などいろんな課題があるが、今、本県では高速道路の整備を初め、明るい風が吹いており、これを前向きに地域づくりに生かしていきたい。
  • 限られた時間ではあるが、できるだけ多くの御意見・御質問をいただきながら、実りある時間にしていきたい。

ページの先頭へ戻る

フォーラムの様子

 

高千穂町1

高千穂町2

高千穂町の皆さん29名が参加しました。

 

高千穂町3

高千穂町4

県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。  

ページの先頭へ戻る

主な意見等

  • 高千穂町の観光振興について
    (1)観光で町を訪れる外国人は年々増えているが、町ではWiFi環境の整備が遅れている。外国人観光客がWiFiを利用し、町の魅力を世界に発信することが期待できるので、高千穂峡の遊歩道等でも利用できるように県の整備支援をお願いしたい。
    (2)観光庁は外国人観光客を年間2,000万人に増やすこととし、地方にも観光客が波及するよう地方観光のモデルルートの整備を検討していると聞いた。町を含めた広域観光ルートの指定となるよう県からも働きかけてほしい。
  • 中山間直接支払制度や有害鳥獣捕獲許可期間の規制緩和について
    (1)中山間直接支払制度の農業機械導入に対する補助は初回のみだが、機械の耐用年数もあるので、機械の更新時にも補助をしてもらえるよう基準の緩和をお願いしたい。
    (2)本県の有害鳥獣捕獲許可期間は3ヶ月以内と九州各県と比べると短くなっている。捕獲班は年4回更新手続きを必要とし、費用と手間がかかっているので、九州各県と同等程度に延長してほしい。
  • 廃校を利用した農産物加工施設の整備について
    町の農産物を加工し、おみやげや特産物になるものを開発したい。廃校を利用し、大規模な農産物加工施設を整備することはできないだろうか。女性団体で運営し、雇用を確保するとこができ、また、高齢者の持つ知識を伝えるような体験型の施設とすることで、地域活性化に貢献できると考えている。
  • 高千穂夜神楽の伝承に対する県の助言や指導について
    高千穂夜神楽はユネスコの無形文化遺産に登録を目指しているが、少子高齢化による後継者不足で伝承が心配である。県の助言や指導をお願いしたい。
  • 阿蘇山の降灰による被害について
    阿蘇山の噴火による降灰で、農作物やビニールハウス等に被害がでている。これから夏にかけて野菜の出荷が増えてくるので、県に対策を講じていただきたい。
  • 建設業の担い手不足について
    建設業界でも担い手不足が著しい。技能が継承できないばかりか、災害が発生した場合に対応ができないという事態が懸念される。県に対策を講じていきたい。
  • 高齢者が安心して暮らせる老後について
    町では高齢者の割合が36パーセントを超えた。高齢者は培った経験を元に地域に貢献するとともに、できることは自分達でやりたいと思っているが、これから3,5年も経つと自ら生活できない高齢者が増えてくると思う。高齢者が安心して暮らせる老後について、知事はどのようなことを考えているか。
  • 多面的機能支払交付金の対象地域について
    本県では「多面的機能支払交付金」の対象区域について、市街化区域を対象外としている。町では保全すべき水田などが町の中心部にあるが、中山間地域の市街化区域は都市部とは事情が違うので、特例として対象区域に入れてもらえないだろうか。
  • 消防団員の確保等について
    少子高齢化などの影響で消防団員の確保は困難になっている。大雪による地域の孤立など災害はいつどこでも発生しうるので、消防団員の活動は重要である。知事の団員確保における考えを伺いたい。
  • 道路等に立てる企業の看板について
    飲食店を経営しているが、店の看板を道路に立てるとすぐに県から撤去するよう指導される。規制緩和をお願いしたい。
  • 廃止路線を活用した観光地づくりについて
    全国的に人気なローカル線があった高千穂~日之影間の景観はとても良く、現在、有志で「あまてらす鉄道」として運営しているところだが、県や町の支援を得て一大観光スポットとなるような取り組みが必要であると考えるが、知事の考えを伺いたい。
  • 学校の統廃合について
    少子化の影響で、町でも子どもの人数が減っており、学校の統廃合が問題となっている。町は山間部で交通の便も悪く、通学のことを考えると簡単に統廃合できないと思う。学校の統廃合について県の考えを伺いたい。また、統廃合の際には支援を検討してほしい。
  • 農家出身ではない移住者が新規就農する際の支援について
    宮崎市から町に移住し、国の青年就農支援金を受給しながら農家研修を行なっている。移住の際は県からの支援がなく残念な思いをした。土地も機械もない状態から新規就農する移住者には国や県からの優遇された支援が必要であるが、農業の担い手不足が問題となっている割には対策が講じられているとは実感できない。農家出身ではない移住者が新規就農しやすくなる仕組を検討してほしい。
  • 農家を継ぐ若者への支援について
    自分の子どもが農家を継ぐ際に、国の青年就農支援金を利用しようとしたが、新しい品目に取り組む必要があり不便な制度であった。子どもには農家を継いでほしいので、新しい品目に取り組まなくても支援されるように制度を見直してほしい。
  • 県民の政治参加について
    先の衆議院選挙や県知事選挙は投票率があまり良くなかった。県民が政治に参加できる仕組づくりが弱いのではないか。このフォーラムで出た意見に対する県の取組が県民に伝わると良いのではないか。
  • 農業改良普及センター職員の3年毎の人事異動について
    県の農業改良普及センター職員にはお世話になっているが、3年ですぐに異動してしまうので、もっと長く居てもらえるよう、人事異動に配慮してほしい。
  • 読み聞かせ活動への支援について
    主に小中学校での読み聞かせをしている。県内にはたくさんの神話・民話があるので、語り継ぎながら保存をする活動や読み聞かせの活動を始めたい者への講習会の開催などに支援をお願いしたい。
  • しいたけのビニールハウス栽培に対する支援について
    阿蘇山の降灰で、しいたけの商品化ができなくなっている。降灰対策として、しいたけのビニールハウス栽培に県の支援をお願いしたい。
  • 高千穂町のまちづくりについて
    高速道路ができて本当によくなったと思うが、都会に人口や資本を吸い取られてしまうストロー現象も起きているので、町内での雇用創出などまちづくりをしっかり行なう必要がある。県でも地方創生の担当課を作り、県と町が連携してまちづくりを支援できる体制を整えてほしい。

ページの先頭へ戻る

知事総括

  • 本日は貴重なお時間をいただき、多岐にわたる話題で意見交換ができた。心から感謝申し上げる。
  • 全ての御意見をここで受けとめて回答できたわけではなかったが、課題として受けとめて、今後さらに検討させていただきたい。
  • また対話と協働というのを一つの政治姿勢で掲げているので、これからもいろんな形で御意見をいただきながら、宮崎がよりよくなるような努力をしてまいりたい。ぜひ協力してほしい。

 

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp