トップ > しごと・産業 > 労働・雇用 > 職業訓練 > 宮崎県建設技術センター

掲載開始日:2021年2月8日更新日:2023年9月13日

ここから本文です。

宮崎県建設技術センター

建設技術センター外観

建設技術センターは、建設技術者の人材育成を図るため「産業開発青年隊の教育訓練」と「県・市町村職員の研修」を行うとともに、公共工事等の品質の確保を図るため「建設資材の各種試験等」を行なっています。
なお、平成22年4月より、「産業開発青年隊の教育訓練」と「施設の管理運営」に関する業務については、指定管理者が行なっています。

令和6年度の産業開発青年隊員を募集しています。

概要

1.研修事業

県土整備行政をとりまく環境や社会情勢の変化(自然災害の激甚化、施設の老朽化、生産労働人口の減少、新たな技術など)に対応できるよう、県や市町村職員の技術力向上と技術の継承を図ることを目的に、業務に関する専門知識等の研修を行なっています。

2.試験調査事業

宮崎県が土木工事で使用する建設資材について、各種基準に定められた所定の品質等を備えているかを確認するため、骨材の規格試験やアスファルト合材の配合設計の審査を行なっています。
また、建設現場での品質管理のためのコンクリート等の圧縮試験及び鉄筋の引張試験についても行なっています。

1)【試験の種類】

(1)骨材の規格試験

宮崎県制定の「土木工事用骨材の規格試験実施要領」に基づき試験を実施しています。
なお、再生クラッシャーランについては、「再生資材の規格試験実施要領」によります。

【対象材料】

新材(再生材ではないもの)・・・・試験成績書の有効期限:1年間

  1. 粒調砕石
  2. 石材(割栗石、捨石)
  3. アスファルト用骨材(砕石、砂)
    • 補足1)コンクリート用骨材については、「宮崎県生コンクリート事業協同組合共同試験場」で実施。
    • 補足2)クラッシャーラン、しらすについては、民間試験機関で実施。

再生材・・・・試験成績書の有効期間:6か月

  1. 再生クラッシャーラン
  2. 再生コンクリート砂
(2)アスファルト合材の配合設計審査

宮崎県制定の「アスファルト混合物取扱要領」に基づき審査を行います。

(3)コンクリートの圧縮試験

コンクリート供試体の圧縮強度試験を行い、試験成績書を発行します。

  1. コンクリート圧縮試験
  2. モルタル(セメントミルク)圧縮試験
  3. 改良土圧縮試験
(4)鉄筋の引張試験

鉄筋の引張試験を行い、試験成績書を発行します。

  1. 鉄筋母材
  2. ガス圧接継手等

2)【試験の申し込みから成績書発行までの流れ】

(1)試験受付
  1. ホームページからダウンロードした所定の試験依頼申込書により申し込みください。
    試験依頼申込書は2枚印刷されます。A、B2枚とも受付時に提出してください。
  2. 試験料金は、宮崎県収入証紙により納入していただきます。
    証紙は貼付せずにお持ちください。
    証紙は、当センター内の「(一社)宮崎県産業開発青年協会」でも購入することができます。
    令和5年10月1日以降は、当センター内の「(一社)宮崎県産業開発青年協会」では切手を販売しませんので、試験成績表の返送用に所定の金額の切手をご持参ください。
  3. 試料は、規格試験一覧表(PDF:211KB)に記載された必要量を試験申込時に持ち込んでください。
  4. 試験担当者が試料の確認を行なった後、試験を受け付けます。
(2)試験
  1. 依頼された材料ごとに所定の試験を行います。
  2. 試験の所要日数は、規格試験一覧表(PDF:211KB)試験期間を参考にしてください。
(3)試験成績書の発行
試験完了後、試験依頼申込書で選択された方法により成績書を発行します。
「引取」の場合:試験依頼書に記載された連絡先(電話番号)に連絡します。

「郵送」の場合:試験依頼書に記載された宛先に郵送します。

3)【試験依頼時の注意事項】

(1)試料採取時の立会
  1. 「規格試験」として依頼される場合は、試験材料(試料)の採取時に管轄土木事務所の職員の立会が必要となります。
  2. 試験依頼時には、立会を行なった職員が立会証明書に署名、押印した「立会証明書」をご提出ください。
  3. 土木事務所との立会日時が決まりましたら、試料の持込(試験申し込み)日時を事前にお知らせください。
(2)試料採取時の注意点

試料採取に際しては、試料採取時の注意点(PDF:234KB)により採取してください。

(3)再生クラッシャーラン試験依頼時の注意事項

再生クラッシャーランの規格試験を受けるときは、過去6か月間の粒度の自主管理資料の提出が必要です。

自主管理資料の提出がない場合は試験を受けることができませんので、ご注意ください。

【自主管理資料】

月1回以上ふるい分け試験を行い、その結果を整理(グラフ及び試験状況写真)したもの。

3.宮崎県産業開発青年隊

宮崎県産業開発青年隊は、建設技術者を養成する教育機関で、土木建設分野に関する専門知識や技術をはじめ、創造力や精神力、コミニュケーション能力など社会人として必要な能力を身につけるため、2つのコンセプトにより教育を行います。

  • (1)土木建設分野において即戦力となる技術者の育成
  • (2)規律正しく豊かな人間性を身につけた社会人育成

教育課程としては、土木建設の基礎的な知識や技術を学ぶ「基礎課程(施工管理)」と、より専門的な知識や技術を学ぶ「専攻課程」があります。それぞれの課程とも教育期間は1年間ですが、続けて2年間学ぶこともできます。

数学などの一般科目や測量学などの専門科目、測量や土木施工を想定した実習、実際に工事をしている現場の見学などを通じて、土木建設分野で働くために必要な資格(最大15種類)を取得することができます。
(国家資格)測量士補、火薬類取扱保安責任者、危険物取扱者
(運転免許)大型特殊自動車
(技能講習)車両系建設機械、小型移動式クレーン、玉掛
(特別教育)アーク溶接
(民間資格)情報処理技能検定

宮崎県産業開発青年隊に関する業務については指定管理者が行なっています。

詳細は(指定管理者のページ)をご覧ください。(外部サイトへリンク)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

宮崎県建設技術センター  

〒889-1602 宮崎市清武町今泉丙2559-1

ファクス:0985-85-2991

メールアドレス:kensetsugijutsu-c@pref.miyazaki.lg.jp