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更新日:2014年5月8日

「県民歌」が決まるまで

1.県民歌の歌詞は公募して決定 

昭和38年7月、置県されてから80年を迎えたことを記念して、県民に親しまれ、ながく愛唱される県民歌を制作することになり、歌詞の公募が行われました。

応募条件には、以下のような基準が設けられました。
(1)応募資格は一般の方であれば、県内外を問わない。
(2)作曲は専門家に依頼する。
(3)歌詞の型は自由だが、長さは3節までを限度とする。
(4)一等には賞金5万円、佳作には5千円の賞金と知事の感謝状を贈る。

応募総数362点(県内247点、県外115点)

延岡市の詩人、渡辺修三さんら8人の審査委員が3回の審査委員会を経て、5点の作品に絞り込みました。最後は各委員の投票により一等を選びました。

一等:日南市の商業、酒井祐春さん(当時35才)

佳作:延岡市の職業安定所職員青山春樹さん(当時45才)

〔当時の募集要領〕
県民歌募集要領(JPG:112KB)

 

2.その他の応募作品の紹介

最終的に絞り込まれた他の作品4点は以下のようなものでした。(歌詞は3番までありますが、ここでは1番の歌詞を紹介します。)

2位 3位 4位 5位
さわやかな風薫る
南の国宮崎県
みどりの光あふれて
よろこびと力は明日をよぶもの
あゝ日本の故郷
空青く水清き
豊かなるみどりのこの国
朝風さわやかに霧島は匂う
おおわれらいざ共に
新しき道を踏みしめて
たくましくあゆまん
われらわれらの宮崎県
山なみのみどり明るく
海ぎわの水は美しく
風かおり咲く花そよぐ
常夏の夢のふるさと
宮崎県たたえんわれら
日向灘黒潮おどり
常夏の緑の園に
さみどりの風はかおりて
観光の花咲くところ
あゝみやざきうるわしきふるさと
しあわせの歌もたからか

 

 

3.県民歌発表会

県民歌の発表会は、昭和39年6月30日に県公会堂において歌手の立川澄人さんと大谷冽子さんを迎えて、盛大に開かれました。歌詞の作詞者や作曲家、歌手に感謝状などが贈られたあと、歌唱指導が行われ、県民歌の大合唱が会場に響きました。

〔発表会の様子〕
県民歌を指導する立川氏、大谷氏(左から)賞状を受け取る歌詞入選者の酒井氏(左)発表会に出席した立川氏、大谷氏と作曲者飯田信夫氏の代理人(左から)

発表会の後、実際に県民歌を歌った立川澄人さんと大谷冽子さんの両氏に、当時の黒木知事が宮崎県の印象や発表会の様子を聞きました。この様子はラジオでも放送されました。

〔ラジオで対談する3人の様子〕
黒木知事、立川氏、大谷氏(左から)

 

(立川澄人さんのコメント)
いかにも南国宮崎らしい感じを現した立派な歌だと思います。やっぱりきれいな言葉だけを並べても、実感がなかなかわかないものですけれど、今日のような宮崎の天気に接しますと、あの歌詞が本当に生きているんだなという気持ちがしました。

(大谷冽子さんのコメント)
この種の歌は男性的になるのですけど、この県民歌は、爽やかな感じがありますし、優しさもあります。今日会場に見えていた女学生の方々が大きな声で一生懸命歌っておられました。なかなか歌ってくれないものなんですが、こんなことは珍しいですね。

 

4.振り付けもある県民歌!

新しく制定された県民歌は、県内のいろいろな行事や生活の中でさらに利用され親しまれることが期待されました。そのため、様々な行事でも利用できるよう歌に合わせた振り付けも用意されました。

〔県民歌の振り付け〕
県民歌振り付け(JPG:948KB)ひぃくんコメント

 

 

5.初代県民歌

初代県民歌は、神武天皇東遷2600年を記念して、昭和9年に制作されたという記録が残っています。

ひぃくんむぅちゃんコメント

〔初代県民歌:歌詞〕

一、亜細亜(あじあ)の東、蜻蜒洲(あきつしま)
燦(さん)たる旭(あさひ)直射(たださ)せる
ここ建国の発祥地悠久二千六百年

二、白雲なびく山の幸
黒潮よする海の幸
千里の沃野(よくや)天恵(てんけい)の無尽(むじん)の宝庫吾(わ)が日向

三、鶏(とり)、黎明(れいめい)を告げわたり
駒、原頭(げんとう)に嘶(いなな)けり
いざ更生の意気高く祖国の誉(ほまれ)、顕(あら)はさん


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