掲載開始日:2020年3月31日更新日:2023年10月4日
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平成19年8月の台風5号により、綱ノ瀬川(日之影町)では河川の氾濫、土石流が発生しました。
綱ノ瀬川の上流で山の中腹が崩壊したことにより、土石流が発生し、鹿川地区では、水田が流失、住家1棟も流失しました。
<参考>冊子「災害記憶の伝承」(2017年3月末発刊)P.31~P.34
復旧に当たり、土石流により運ばれ堆積した不安定な土砂が、今後の雨で流出することなどが懸念され、砂防事業により、砂防えん堤(注意1)が2基整備されました。
(注意1)砂防えん堤:土石流が発生したときに、大量の土砂や流木などを受け止め、下流に被害が出るのを防ぎます。
また、下流域には巨石(直径5m超!!)や大量の土砂が残っていることから、それらの流出を防ぐため、床固工(「とこがためこう」と読みます。注意2)が4基整備されました。
(注意2)床固工:川底の勾配を緩やかにすることで、川底の洗掘を防ぎ、土砂の流出を抑えます。
床固工に現地の自然石を活用し、親水場などを設置することで、防災としての施設効果に加え、周辺の豊かな自然や生態系との調和、合宿等で利用される「鹿川地区交流センターつりがね」との相乗効果により、鹿川地区の活性化等にも寄与しています。
平成29年7月25日(火曜日)には、日之影町役場において、県と町で「綱の瀬川親水場管理協定」が締結され、今後、毎夏に、多くの子供や家族がこの親水場を訪れ、そこに住む生物などの自然と触れあう場となることが期待されます。
協定締結式1
協定締結式2
親水場の風景1
親水場の風景2
親水場の風景3
親水場の風景4
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