掲載開始日:2020年3月19日更新日:2024年3月11日

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土石流とその対策

防事業は、土石流や流木などから、下流部に存在する人家や耕地、公共施設等を守ることを主な目的としており、砂防えん堤などの施設を設置しています。

土石流とは

山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。

土石流対策

砂防えん堤とは

渓流の上流に砂防えん堤を作って土砂を貯め、土砂の生産・流出を抑制します。また、谷の出口に砂防えん堤をつくり、発生した土石流を直接受け止めます。

事業で整備した県内施設の一例

権現原谷川(日向市)

砂流出により、下流域の人家10戸や要配慮者利用施設(病院や保育園)、市道権現原線等が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

西の谷川(日南市北郷町)

砂流出により、下流域の人家13戸や要配慮者利用施設(介護付き老人ホーム)、避難路で1次緊急輸送道路にも指定されている県道日南高岡線等が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

原谷川(小林市)

砂流出により、下流域の人家24戸や要配慮者利用施設(老人ホームや歯科診療所、福祉センター)、緊急輸送道路(2次)で避難路でもある国道265号、小林市須木庁舎、須木中学校(避難場所)が甚大な被害を受ける恐れがあったことから砂防えん堤等の整備を実施しました。

お問い合わせ

県土整備部砂防課 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-28-9981

メールアドレス:sabo@pref.miyazaki.lg.jp