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スギ生産が日本一の宮崎県 |
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宮崎県のスギ生産量は平成13年で93万6千m3と全国の約13%を占めるとともに、平成3年から日本一を続けています。本県はスギを主体とする国産材供給基地として重要な役割を果たしています。 |
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シロアリに強いオビスギ |
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宮崎のスギの品種は、ほとんどがオビスギです。このオビスギの心材は、昔からシロアリ被害の防止に有効であることが知られており、家の土台や柱に使われてきました。
このオビスギのシロアリに強いという特徴について、木材研究者が着目し、研究を重ねて心材部に殺蟻活性成分が含まれていることをつきとめています。
宮崎県木材協同組合連合会の調査によると宮崎一ツ葉海岸で平成12年9月からオビスギ心持ち柱材と欧州産集成管柱のホワイトウッドとのシロアリに対する耐性について比較試験を行ったところ、2年後、明らかにオビスギ心持ち柱材が強いという結果が出ました。
また、宮崎県木材利用技術センターの耐蟻試験の結果においてもシロアリに対するスギの強さが確認されました。
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