空と海 心をつなぐ 森づくり
2004 第55回 全国植樹祭 トップページへ
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山とともに生きる
  宮崎県の北部を流れる耳川流域にはたくさんの林業生産者がいらっしゃいます。長年育てた山々の木が生活の糧となり、木とともに生きているのです。そんな生産者の声を聞いてみました。

西郷村 井脇 征 さん
井脇さんが林業をはじめたのは高校を卒業してからすぐ。先人から引き継がれてきた山150haをフィールドに、スギやヒノキを育てています。

「私が林業を始めた頃は、道路もなかったし何も機械化されていませんでした。ナタを使って伐り、運び出しもすべて手作業、みんなで汗まみれになってやってましたね。」と井脇さん。当時はスギの値段も高かったので、手作業のためにたくさんの人を雇っての作業だったとのこと。しかし、道路や産業の発達とともに新建材や外材が主流となり、スギはおされていくことに。「生活が便利になるのと同時にスギも低迷をはじめたような気がします。生産者は、価格が下がり人を雇うこともできない、高齢化は進み山での作業が困難という状況になってしまいました。私も、妻と二人ですべての作業をしています。20〜30本の木を伐って積み込むのに大体3〜4日かかります。歳をとるとかなり厳しい作業になってきますね。生産者の多くは後継者がなく、山は全伐し再造林されないという現状が見られます。寂しいですが仕方ないという思いもありますね。」という井脇さん。

後継者問題は林業界でも切実な悩みです。井脇さん自身もまだバトンを渡せるような状況にはないと言います。
「私も生産者として木材価格が上がることに期待はしますが、木そのものが持つ良さ、山の魅力や役割、必要性をもっと一般の人に知ってほしいですね。最近になってようやく木が見直されてきたと感じることがあります。自然回帰、環境問題などの側面からそのようになってきているのだと思います。嬉しいですね。」と井脇さん。

木の持つ魅力を知り、納得の上で家を作ってほしいと井脇さんは考えます。
何が大切なのか、何が本物なのか、何が体にいいのか、消費者が考える時代です。


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