◎ |
木材は温暖化を防ぐエネルギー |
|
石油や石炭は地面の中に埋まっていたものであり、燃やすと二酸化炭素が発生し、どんどん大気中にとどまり地球温暖化につながります。木材は、もともと大気中にあった二酸化炭素を樹木が吸ってできたものです。
木材を燃やしてエネルギーとして使っても、二酸化炭素は出ますが、それは大気と森林の間を循環しているだけで、この森林があるかぎり、大気中の二酸化炭素は増えることがありません。
木材をエネルギーとして使えば、その分石油や石炭を使わないですみ、温暖化をくい止めることができるのです。 |
◎ |
木材は省エネ資材 |
|
木材は伐って乾かすだけで家などいろいろな物をつくることができます。鉄やセメントは大きな炉の中で何千度という高熱の中でつくられます。ですから、同じ大きさの家を、木でつくるのと鉄筋コンクリートでつくるのでは、木の家の方がはるかに少ないエネルギーでできるのです。
各種材料製造時における1m3当たりの炭素放出量 |
 |
資料:林野庁「カーボン・シンクプロジェクト推進調査事業」
注:炭素放出量は、製造時に要するエネルギーを化石燃料の消費量に換算したものである。 |
|
◎ |
木材は育てることが出来る生物資源 |
|
石油などは燃やして使えばなくなってしまいます。資源量の少ない金属は人間が使える量が限られています。
森の木を伐って使っても、後できちんと苗木を植えるなどすれば、成長してまた大きな木になります。ちょうど森全体の木が1年間に育つ量くらいを、伐っては植えるをくり返せば、森はなくならず、毎年木材を使っていくことができます。そしてそのような森林が、大気中の二酸化炭素を減らすことができるのです。
木材を使うことで、そのお金が森林面積を増やすために使われれば、木材はなくならない資源として、未来の人の生活を支えるものとなるでしょう。 |
|