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掲載開始日:2021年4月1日更新日:2021年4月1日
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近年茶価の低迷が続く中、より高品質で付加価値の高い品種の育成が求められているため、高価格取引が望める極早生品種「はると34」と病害虫に強く「やぶきた」に替わる有望品種「暖心37」を育成しました。「はると34」は2020年3月、「暖心37」は2021年1月に品種登録され、宮崎県の推奨品種に採用されています。
自動走行も可能なサイクロン式異物除去装置を用いて、茶害虫の耕種的防除に取り組んだ結果、カンザワハダニに対する防除率は、「成虫+幼虫」では平均66%、卵数では72%とある程度の効果が認められ、化学農薬を使わない場合の防除に対応できることが明らかとなりました。
山間地で取組のある新香味茶(烏龍茶)生産は、省力化と品質安定性が課題であったことから、製茶機メーカーと共同で新たな機械(萎凋機)と製法を開発しました。開発した機械は現地に普及しており、経営向上に寄与しています。
市場価格が低迷する中、茶業経営の安定化を図るため、市場ニーズの高い有機茶生産や差別化できる新商品(新技術)の開発促進、低コスト生産のためのスマート化への対応等、以下の事項に取り組みます。
宮崎県総合農業試験場
〒880-0212 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂5805
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