平成21年結果（主要耐久消費財の所有状況）

1. 二人以上の世帯の家計収支
2. 購入先別支出の状況
3. 食料の品目別支出額の状況
5. 貯蓄・負債
6. 家計資産

• 平成21年全国消費実態調査の概要

4.主要耐久消費財の所有状況

～所有数量が多いのは、ルームエアコン、携帯電話～

• 宮崎県の二人以上の世帯の主要耐久消費財の1000世帯当たり所有数量についてみると、整理だんす（作り付けを除く）（1,802台）、洋服だんす（作り付けを除く）（1,399台）、茶だんす・食器戸棚（1,385台）などの一般家具や、ルームエアコン（2,404台）、冷蔵庫（1,228台）、電気掃除機（1,212台）、洗濯機(1,102台)などの家電製品、自動車（1,721台）、携帯電話（PHSを含む）（1,908台）の所有数量が多くなっている。

～普及率が高いのは、洗濯機、電気掃除機、冷蔵庫～

• 普及率では、洗濯機（99.7%）、電気掃除機（99.2%）、冷蔵庫（98.7%）、などの家庭用耐久財のほか、自動車（95.1%）の普及率が高くなっている。

～太陽熱温水器の普及率は全国一～

• 全国の普及率と比較すると、本県は太陽熱温水器（30.8%）が全国平均(6.2%)の約5.0倍で全国一となっている。
• 普及率が全国平均を比較的大きく上回っているのは、太陽熱温水器のほか、IHクッキングヒーター(28.1%、全国18.2%)、自動車（95.1%、全国85.5%）、ルームエアコン（93.8%、全国88.1%）。
• 全国平均に比べて特に普及率が低い耐久消費財は、サイドボード・リビングボード(30.4%、全国44.0%)、給湯器(ガス瞬間湯沸器を除く)（46.9%、全国57.2%)、カメラ(デジタルカメラを含む)(71.7%、全国81.1%)、ファクシミリ（コピー付を含む）（48.1%、全国56.5%)。
• テレビは、カラーテレビ(ブラウン管)が66.8%(全国74.9%)で全国平均を下回っている一方、薄型テレビ(プラズマ、液晶、有機ELを含む)が63.4%(全国61.9%)で全国平均を上回っている。

所有数量：1000世帯当たりの所有数量 普及率：当該耐久消費財を所有している世帯の割合

• 表9：主要耐久消費財の1000世帯当たりの所有数量と普及率（平成21年二人以上の世帯）（エクセル：41KB）

～昭和34年から49年にかけて飛躍的に増加した家事用耐久消費財～

• 1000世帯当たりの家事用耐久消費財の所有数量の推移をみると、電気洗濯機と電気冷蔵庫及び電気掃除機が昭和34年から49年にかけて飛躍的に増加し、昭和49年にはほぼ1000台に達した。電子レンジは、昭和49年に初めて調査されたときは、1000世帯当たり105台の所有数量だったが、その後調査のたびに増加して、平成21年調査では、1,011台となっている。

～携帯電話及びパソコンの所有数量は引き続き増加～

• 携帯電話（PHSを含む）の所有数量は、平成11年の774台から、16年には1,564台、21年には1,908台と大きく増加している。
• パソコンは16年の769台から935台に、ファクシミリも16年の393台から485台に増加している。

～自動車の所有数量は全国平均の約1.2倍。1世帯で複数の自動車を所有～

• 自動車の所有数量は1,721台で、全国平均の1,414台の約1.2倍。
• 1台所有の普及率は全国よりも低い（32.7%、全国44.8%）のに対し、2台所有（49.2%、全国29.1%）、3台以上所有（13.1%、全国11.6%）の普及率は高くなっており、1世帯で複数台所有している比率が高いことが分かる。
• 種類別では、軽自動車（660cc以下）の普及率が55.9%（全国32.9%）、小型自動車A（661～1000cc）が9.6%（全国6.6%）となっており、比較的高くなっている。

～ルームエアコンは3台以上所有している世帯の割合が増加～

• ルームエアコンの所有数量は2,404台で、全国平均の2,478台を下回った。
• 所有台数別世帯割合を平成16年と比べてみると、所有台数が2台以下の世帯の割合が低下したのに対し、3台以上所有している世帯の割合が大きく増加している。
• ルームエアコンの普及率は93.8%で、全国平均の88.1%を上回っている。