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実りの秋の味覚を楽しむ。◆宮崎が誇る幻の名品、フエダイのお造り![]() 豊かな宮崎の海の幸の中で、刺身のうまさで選ぶとすれば、フエダイを最高位に挙げる人もいるかもしれない。 地元でシブダイと呼ぶこの魚は、南日本特産といってもいいほどに限られた海域でしか獲れず、県内では都井岬周辺から日南海岸一帯が主な漁場。夏から秋にかけて建網や定置網で獲れるのだが、漁獲も少ないのであまり店頭で見かけることはない。ただし、その霜降りが入ったような身のうまさは折り紙つきで、「魚の肉とは思えない」と感想をもらす人もいるほどだ。 肉質は白身でも赤身でもなく、フエダイの身としか言いようがない独特のもので、さまざまなうまみが詰まった、いかにも黒潮の幸といった味がする。長くナミフエダイと混同されてきたが、1983年に故赤崎正人博士(元宮崎大学教授)によって新種記載された。その逸品といえる味覚は、残念ながら幻に近いが、機会があればぜひ味わってほしい。 ◆天然鮎の一夜干し![]() 秋の鮎をひと塩して一夜干しに。うまみが凝縮される贅沢な一品。 ◆イセエビの具足煮![]() ぶつ切りを煮付けた漁師料理。
食べごたえのある豪快な味わい。 ◆椎茸のムースエスカルゴ包み![]() エスカルゴと椎茸の意外な出会い。さっぱりとした赤ワインソースで。 ◆巨峰のブラマンジェ秋の味覚、小林産の巨峰をふんだんに使った絶品デザート。
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