宮崎県のシンボルキャラクターは、3匹の「みやざき犬（けん）」。この「ひぃ・むぅ・かぁ」が2011年11月11日、ワンワンが並ぶ日に“発見”されてから、今年で11周年。ワンワン！と喜びたくなる特別なアニバーサリーイヤーを迎えました。

「ゆるキャラダンス選手権」で2連覇するなど、得意のダンスを披露しながら、県内外で本県のPRに活躍中。今年も、宮崎カーフェリーの新船「たかちほ」の就航式で、相変わらずキレキレのダンスを披露してくれました。コロナ禍でお出かけの機会が減ったワンちゃんたち、元気一杯で、今か今かと出番待ち。

5年後に晴れの舞台が用意されています。令和9年に本県で開催することが内定した国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会では、マスコットキャラクターに選ばれているのです。日本スポーツ協会で行われた内定記者会見に駆けつけたワンちゃんたちを、「スポーツランド宮崎では、マスコットキャラクターもスポーツ万能です！」と胸を張ってアピールしました。

この11年の間に、宮崎の魅力をPRするかぶりものや衣装の種類も増えました。「宮崎牛」「しいたけ」「マンゴー」「神楽」「アマテラス」「古代人」「若山牧水」、そしてまさかの「冷や汁」まで！次は何をPRしてくれるか楽しみです。

3匹でワチャワチャしながらステージに臨む姿には、貫禄すら感じられるようになったワンちゃんたち、これからも本県の魅力発信よろしくお願いします！

さて、同じく節目を迎えた宮崎県。来年は、本県が再置（鹿児島県から分県）されて140年という節目の年となります。

これを記念した初の取組として、来年10月、国内外の宮崎県人会が一堂に会する「宮崎県人会世界大会」を開催します。現在、国内で15の、国外では19の宮崎県人会が活動中。大会のキャッチフレーズは「つながろうひなたで　つなげよう世界へ」。

本大会の開催を通じて、ふるさと宮崎の魅力を再発見し、各県人会と本県との絆を深めるとともに、県人会相互のネットワーク強化や県人会の世代間交流の促進、世界に向けた本県の魅力発信などを目的としています。

今年7月には、そのプレ大会として、国内13の宮崎県人会の役員等が参加した「ひなた県人会国内サミット」を開催しました。各県人会の活動報告が行われ、県人会の枠を超えたヨコのつながりを築くとともに、世界大会に向けて連携を強化していくことが確認されました。

「みやざき犬」は、マスコットキャラクターとしては珍しい3匹のユニット。「3本の矢」の逸話のように、力を合わせることの大切さを教えてくれています。

それと同様、来年の「宮崎県人会世界大会」では、県人たちがふるさと宮崎の絆で強く結ばれ、国内外の県人会ネットワーク強化を通じて、本県の活力につながる有意義な大会となることを確信しています。